鴨、京都へ行く。 〜老舗旅館の女将日記〜
(2013年4月期・フジ・火曜21時枠)

脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
演出:永山耕三
プロデューサー:手塚治、妹尾啓太、榎本美華
編成企画:太田大、高木明梨須
主題歌: 椎名林檎「いろはにほへと」

http://www.fujitv.co.jp/kamokyo/index.html


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第11話 上羽やの宝物
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海外富裕層向けに京都を売り出すため、鈴風は上羽やの債権を
買い取り、梅垣やの別館として上羽やをリニューアルさせよ
うとする。鴨はこれ以上立ちゆかない状況の中、鞠子に助言
を求めると、思うとおりにすれば良いとして、力強い言葉を
投げかけられる。

これまでの旅館に於ける借金問題をどう解決するのか。

上羽や存続の危機、そしてスタッフたちの解体の危機、伝統の
危機という状況の中、その様な状況の中でも、果たして
起死回生のようにして、今までの形のまま217年続いた上羽や
を存続することが出来るのか。

後味自体は悪くは無かったし、今回は少しずつ常連客からの
上羽やに対する思いを通して、改めてその価値観に触れると共に
守るべきだとする意思を決意していくもの。

形は変わっても上羽やのもてなしの形を守って行くべきなのか。

借金ばかりはどうしようもないのではないかと思ったけど、
最後にインチキ臭い宝を掘り起こしてしまうという辺りは、
強引ながらおさまり処が良いのかな。

僅か数ヶ月の女将に何が分かるのかとしたけれど、そこで
働くスタッフたちの信頼感は取り戻すことが出来た。子供の
時に感じた思いと、成長した後に見える光景の違いというもの
を描きつつも、伝統としての一本芯の通った拘りだけは
引き継がれている事を描いて行く。

旅館としての良さを知る為には、スタッフだけでなく客側の
体勢や品格を求めてこそだとしていたけど、結果的にはどんな
客にでも同じようなモテなしをするという事が描かれ、
それが吉と出るのか凶と出るのか分からないところも有った。

上羽鴨 …… 松下奈緒 (28歳、財務省・予算執行企画室)
衣川周平 …… 椎名桔平 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
梅垣鈴風 …… 若村麻由美 (旅館「梅垣や」女将、女将組合・組合長)
間山紗江 …… 堀内敬子 (中居)
加茂京介 …… 大東駿介 (小物屋"まつひろ"、鴨の友人)
寺石秀 …… 高杉亘 (料理長)
峰岸鼓太郎 …… 笹野高史 (男衆)
高瀬裕次郎 …… 伊武雅刀 (外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」)
上羽薫 …… 市毛良枝 (元女将、死去)
仲代公吉 …… 松平健 (財務大臣)
塩見鞠子 …… かたせ梨乃 (中居頭)
八木飛雄馬 …… 小柳友 (料理人)
柴田優梨愛 …… 岡本あずさ (中居)
石原圭介 …… 佐野岳

高橋知代、柴田裕司、毛利英二、ゴールデンボンバー

遠野春子 …… 松坂慶子 (峰岸の婚約者)

瀬野和紀、浜口望海、マイク・ハン、柴田善行、西村匡生
鎌森良平、山本辰彦、床尾賢一、井上久男、小林美稀
永井礼佳、畑中咲菜、荒田悠良、ジュリー・ドレフェス
川端健嗣(アナ)、国木田かっぱ、建みさと、藤沢かりん
大路恵美、宇梶剛

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