カラマーゾフの兄弟
(2013年1月期・フジ・土曜23時枠)

原作:ドストエフスキー 
企画:佐藤未郷
プロデュース:森安彩
脚本:旺季志ずか
音楽:羽深由理
演出:都築淳一、佐藤源太、村上正典

http://www.fujitv.co.jp/brothers_karamazov/index.html





第7話 黒く潰された空白
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黒澤家で執事をしていた小栗の意識が戻り、殺害当日現場にいた
のが満であった事を証言する。忘れ物を取りに戻ると、二階の
書斎で満が父・文蔵を殴る姿が有り、それを止めた際に階段
から落ちたという事だった。容疑がほぼ確定したことや、涼には
当日のアリバイが存在したことから、勲と涼は釈放されていく
が・・・

相変わらず一貫してどろーんとした雰囲気のドラマ。

家族以外にも殺意を抱く者が多数居たけれど、内部事情を知る
ものの犯行だという縛りを設けているので、サプライズ的には
執事や愛人くらいしかあり得ない状態になっている。

囚人のジレンマの如く三人に自供させようとして別の取調室
で平行した流れが有り、入江が心理的に誘導しているけれど、
ある程度目星を付けた上での取り調べということで、その意図が
判明していく。

オチからすると勲が犯人というところなのかな。
それとも満が殺害する様に色々と勲が影ながら誘導していたと
する流れが有るのかな。まぁどちらにせよ「サキ」のように
直接手を下したのが誰かという描き方よりも、誘導していくと
いう流れを演出していきそうな感じなので、見えない事実の中
にサプライズ的ストーリーが有る事に期待したい。

ずっと末松が怪しいと思って目を光らせているのだけど、この
人、殺害当時は何処に居たのだっけか?

黒澤勲 …… 市原隼人 (26歳、次男、弁護士)
黒澤満 …… 斎藤工 (29歳、長男、失業中の遊び人)
黒澤涼 …… 林遣都 (22歳、三男、医大生、精神科に進学しようと)
遠藤加奈子 …… 高梨臨 (満の恋人)
末松進 …… 松下洸平 (使用人)
小栗晃一 …… 渡辺憲吉 (秘書)
黒澤詩織 …… 安藤サクラ (文蔵の後妻。勲・涼の母親。20年前に自
殺)
吉岡久留美 …… 芳賀優里亜 (文蔵の愛人)
入江悟史 …… 遠藤賢一 (殺人事件を捜査)
黒澤文蔵 …… 吉田鋼太郎 (黒澤家の当主。満・勲・涼の父親)

少年期の勲 …… 木村聖哉
少年期の満 …… 鈴木涼馬
少年期の涼 …… 大山蓮斗

杉山卓郎 …… 水野智則 (杉卓工務店社長、黒澤地所と係争)
杉山一郎 …… 樋口海斗 (サッカー少年、涼に噛みつく)

今村裕次郎、片山淳平

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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