カラマーゾフの兄弟 (2013年1月期・フジ・土曜23時枠) 原作：ドストエフスキー　 企画：佐藤未郷 プロデュース：森安彩 脚本：旺季志ずか 音楽：羽深由理 演出：都築淳一、佐藤源太、村上正典 http://www.fujitv.co.jp/brothers_karamazov/index.html

第10話 顔の無い仔〜ついに真犯人！？
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満に席巻する勲は、彼の弁護を担当する事を決意し、兄の為
だけでなく、自分が父親に打ち勝つ為のものだと告げる。
満は今まで自分の身勝手さが加奈子を縛り付けてしまっていた
事を感じて、その関係を精算する中、満は加奈子の事をホントに
幸せにしてくれる人の存在が居ることを語っていく。

三兄弟が犯人でなければこの人しか居ないって感じの犯人だ
った。
この手の犯行動機って今のドラマ界ではありふれている
のでちょっぴりインパクトとしては物足りないものが有る。

入江悟史という刑事がこれまで凄い存在感を発揮して、自分は
敏腕だといわんばかりに取り調べを行ってきたのに、こういう
オチが用意されると、結局このキャラクターが意外と大した人物
ではないとする流れに繋がってしまうところがまたなんとも言え
ないところだ。

通常枠でこのドラマが放送されていると、相当冗長感で押し潰れ
ていたかも知れないけど、この枠は、放映時間も微妙に少ないの
でなんとか興味を保ち続けられた感じもする。

鬼畜な父親によってアイデンティティを犯されていったり、骨肉
の争いを繰り広げていくかに思えて、色んなところに伏線が
貼られて、最後にドンデン返しがあるところは面白かったかな。
ちょっぴり黒澤地所によって救われている部分も有るとした主張
が伝わって来づらいところが有るのは残念だけどね。

どうしてもドラマ内容を見ていると、タイトルも含めて、何処かの
美少女系のエロアドベンチャーゲームの硬派バージョンに見えて
来てしまうところがあるな。