警部補 矢部謙三2
(2013年7月期・テレ朝・金曜22時枠)

脚本・福田卓郎ほか
演出・木村ひさし
プロデューサー・高野渉、山内章弘、蒔田光治、佐藤善宏
主題歌:ザ・マスミサイル「グッド・バイ」

http://www.tv-asahi.co.jp/yabe/




 

第3話 恋人が必ず死ぬ女
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男性が階段から転落して死亡する。
死亡したのは古川重徳(75歳)で、紅江エレクトロニクスの社長
だった。彼女と婚約していた山川一子は銀座のホステス"Da蝶"
の人気ホステスで、彼女と婚約すると次々と男性が亡くなって
いる事が分かる。
以前にも新興ホテルチェーンの田辺道俊(45歳)を漏電によって
亡くし、大手建設尚己建設の清水純也(25歳)を溺死で亡くして
いたのである。証拠が全くなく、事故にしか見えない事から
検挙できないが、死の直前に三人とも彼女と電話している事が
分かり、古川重徳は通話記録を録音していた事が分かる。
山川は帝華女子大心理学科を首席で卒業した後に、アメリカ
で精神分析学を勉強してきた人物なので何らかの事件に関係
している事は明らかだった。矢部を潜入させて証拠を見つけ
出させようとする。

前作に比べると、小ネタのセンスが格段に上がった感じのする
今回の矢部謙三物語。
子役との絡みも必要以上に多くなりすぎないし、現場に連れ出
す事も限りなく少なく抑えつつも、最後に重要な役割を持たせる
辺りが上手く機能している。
子供っぽいリアクションで可愛らしいしね。

ダイイングメッセージがまた何度も見かけるようなトリック
だったけど、"ヨシノ"と"山川一"が角度を変えるとそれらしく
見えるところはなるほどなと思わせた。

相変わらず矢部を蹴落とそうとするちかおと、矢部に取り入る
為に未来が父親のウィークポイントネタを運んでくること、
矢部とちかおのやりとりを見て玉置が勘違いするところなど
面白いパターンの構図が出来上がっている。

適度に捜査線上にミスリードを誘うキャラクターも存在して
いるし、証拠もそれなりに存在していて上手い事、トリック
も単純明快なものとなっているし、はしを舐めるのよ!とした
催眠術を掛けた際には、すぐにそのオチが分かってしまう
ところも有ったけど、程よいコメディドラマって感じだった。

矢部謙三 …… 生瀬勝久 (警視庁公安課刑事)
秋葉原人 …… 池田鉄洋 (警視庁公安課刑事)

菊池愛介 …… 姜暢雄 (警視庁参事官)
玉置浩市 …… 相島一之 (ロスに出向していた警視庁のキャリア)
国木田晃 …… 佐戸井けん太 (警視庁のキャリア)
御手洗ちかお …… 大和田伸也 (警視総監)
御手洗仁美 …… 三船美佳 (未来の母親)
御手洗未来 …… 畠山彩奈 (全国小学生統一試験で2年連続1位)
駄菓子屋マスター …… ミスターちん (駄菓子屋カフェのオーナー)

山川一子 …… 井上和香 (32歳、キャバクラ"Da蝶")
高山真理奈 …… Sharo (ホステス)
保葉一朗 …… 黄川田将也 (元FBI心理分析エキスパート)
吉野勇太郎 …… 山中崇 (キャバクラ"Da蝶"、店長)

杉浦大介、伊藤明賢、渡邉紘平、池原猛、東虎之示
阿部六郎、入月謙一、大久保公人、磯井空、安藤健吾
水野哲志、三澤拓冬、Brian Nasuto kobo

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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