救命病棟24時（第5シリーズ） (2013年7月期・フジ・火曜21時枠) プロデュース - 渡辺恒也、大木綾子 脚本 - 飯野陽子 音楽 - 佐藤直紀 演出 - 田島大輔、水田成英、西浦正記、高野舞 DREAMS COME TRUE「さぁ鐘を鳴らせ」 http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html

第3話 すれ違う想いが招く危機
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院長の最上は突然、指導医の変更を告げる。
指導医から外された本庄は文句を告げる中で、夏目と楓が
どんな指導医としての性格を見せるのか、インターンの
広瀬とさやかは不安に陥る。楓はインターンの気持ちも知らず
一人で何でもこなしてしまうし、夏目の指導も独特で目的を
語らずに命令するだけの状態だった。

それぞれの性格分けという部分では上手く機能しているドラマ。
特にインターンが今後どういう道を歩んでいくのかの見極め
の為にも研修期間は大切だろうし、医師の場合、希望すれば
どの科間にも進めてしまう事情も有るので、自らどんな特性が
有るのか、そしてその特性を引き延ばしてもらうのが指導医
としての役割なのだろう。

本庄のエピソードは、患者に寄り添う医療だった。
ただ救命士のやることではないような感じばかりがして、
本庄自身、看護師がする事だとしていたけど、ある程度
技術を磨くのが救命病棟なのではないかという感じがする。
ただこういう人情パートが無いとドラマが成立しないのも
事実。

一方のさやかは気の強そうな性格をしているのだけど、
発言の裏には寧ろ医師としての自信のなさの表れが見え隠れ
していて、彼女に必要なのは、経験と失敗をフォローしてくれ
る上司の存在である。
そういう意味で後輩にも無機質な対応ばかりしていた楓が
ようやくインターンにも目を配っている事が見られたし、
今の彼女に必要なものを指摘することで、指導医としての
本来の姿を見せたのかなという所に繋がっている。
もう少し影でインターンの事を見ているぞオーラやそんな
映像のカットを見せても良いんだけどね。

エピソード自体は至って地味なものが有った。