救命病棟24時(第5シリーズ)
(2013年7月期・フジ・火曜21時枠)

プロデュース - 渡辺恒也、大木綾子
脚本 - 飯野陽子
音楽 - 佐藤直紀
演出 - 田島大輔、水田成英、西浦正記、高野舞
DREAMS COME TRUE「さぁ鐘を鳴らせ」

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html




 

 

第4話 疑惑!悲しき救命医の涙
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楓はセンター長の杉吉から呼び出されると、ケンカによって
負傷し救急搬送された患者が病院の医師・安藤の事を訴えよう
としているのだという。気管挿入の際に歯が折られたもの
だというが・・・
一方片岡は患者に対して誰にでも優しく思わせぶりに接して
居るために一見患者受けは良かったが、看護師達からは寧ろ
医師と患者の距離感を見誤る行為だとして不信感をもたれて
いく。そんな片岡は三度目の離婚が成立した事が判明する。

今回は安藤と片岡の患者への対応を通して性格の違いを描いた
ものだった。

片岡が何故若くして三度も離婚しているのかその一端が
垣間見られた感じだし、安藤の態度の中に誤解されている一面
と共に不思議な魅力という部分を患者とのコミュニケーション
を通して描き出したもの。

患者との距離感は、命が関わる限りは常に意識していくドラマ
だと思うので、こういう内容も悪くは無いのだけど、突然
安藤が良い人間に描かれすぎたなという感じがするのは、
これまでに殆ど顔を出していなかった為なのかな。

演じている児嶋一哉さんが思いの外良い感じの演技だったし、
憎めないキャラクターだったけど、展開の仕方を見ていると
どうしても今まで誤解されていたキャラという部分が
全て取っ払われしまうような社交的で屈託のない役側が
用意されてしまうと、恋人の中澤千秋にだけ分かる優しさ
という部分がどうしても薄くなってしまうところも有るな。

結局日本のドラマは、個々のキャラクターを一度ずつ掘り下げ
ると同時に終わってしまうというパターンが多いので、
これで安藤の役割も終わりなのかな。

後半に起こるであろう、本庄と家族、そして夏目の過去、
そして医院長の思惑などが上手く前振りされていてよく
出来ていたのかなと思う。

楓はもっと一貫して不器用なままで居た方が良い感じがする。
そういう意味では安藤と同様に不器用な性格をしているんだろ
うけどね。

小島楓 …… 松嶋菜々子 (医局長)
本庄雅晴 …… 佐々木蔵之介 (救命医、子だくさん)
広瀬斎 …… 風間俊介 (後期研修医、楓を尊敬する)
奈良さやか …… 芦名星 (後期研修医、ダメ男を好きになる)
国友花音 …… 波瑠 (看護師)
片岡仁志 …… 柏原収史 (整形外科医、3度目の離婚調停中)
安藤直利 …… 児嶋一哉 (麻酔科医)
美木麻衣子 …… 岡本玲 (看護師)
中澤千秋 …… 山田真歩 (看護師)
駒沢幹雄 …… 夙川アトム (看護師)
永井栄子 …… 伊藤裕子 (移植コーディネーター)
杉吉康弘 …… 手塚とおる (救命救急センター長)
桜庭睦子 …… 安寿ミラ (看護師長)
最上透 …… 段田安則 (第一外科教授兼病院長)
夏目衛 …… 時任三郎 (救命医、臓器提供のスペシャリスト)

夏秋佳代子、稲垣綾、岡明子
福田敦子、海島雪、横田恵美、羽村純子、大竹絵梨
柳井洋子、三森淳子、太田いず帆、佐藤葵、浅里昌吾
横江泰宣、若山慎、佐藤充浩、横塚真之介、谷大輔
入慶田本朝敬、斎藤直哉、高橋孝太郎、野尻建、山中隆介
玉置玲央

小松原優花 …… 宮武美桜 (17歳、看板の下敷き、左足骨折・挫傷)
岩渕達也 …… 森下亮 (28歳、喧嘩によって意識障害)
橋本沙織 …… 手塚真生 (片岡の担当患者)
マリオ・ダ・シウバ …… 我田ブライアン (27歳、頭部外傷)
西園美羽 …… 毛利恋子 (10歳、倒れたとして運ばれてくる)
西園智子 …… 建みさと

佐藤誓、勝平ともこ、中島洋ニ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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