救命病棟24時(第5シリーズ)
(2013年7月期・フジ・火曜21時枠)

プロデュース - 渡辺恒也、大木綾子
脚本 - 飯野陽子
音楽 - 佐藤直紀
演出 - 田島大輔、水田成英、西浦正記、高野舞
DREAMS COME TRUE「さぁ鐘を鳴らせ」

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html




 

第8話 夢を繋ぐ男!最後の告白
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楓の甥っ子が脳死し、臓器提供したことで、楓の中にも少なか
らずショックを受けていた。医局長という手前、職場では
あまり悲しい顔をしていなかったが、その分心の中の傷は
計り知れないものが有るとして心配する。しかし楓自身、
その悲しみを亡くなった家族の一員ではなく、医者としての
決断を見いだすことで誤魔化していると感じていた。
そんな中、心臓移植を拒んでいた美羽は夕に影響を受けて
待機者リストに登録する事を決める。

人間同士が関わり合うことでの影響力と因果の関係がこれ見よが
しに描かれた感じ。

楓が医師を目指した理由と夏目の過去のつながり。
かつての医局長と研修医で新たにやってきた猿田勇とのつながり。
そして夕と美羽のつながりなど、面白い具合に身内でドラマが
回っているなという感じのエピソードだった。

そう簡単に夕の死が風化し、当事者が消化しきれるものではない
と思っていたので、今回もその余韻を引きずるのは悪くなかったと
思う。
亡くなった甥っ子と同じ名前の研修医が入ってくることでより、
因果関係というものを感じるものにもつながっているし、
悪徳だと思っていた病院長もそう悪い人物ではないということが
少しずつ明らかにされたことでアク自体も取れてきた。

ただ救命救急が移植ネタばかりで機能しているのかどうかが
謎として存在しており、楓が居ない間に救命病棟自体の時が
止まってしまっているような印象もあるな。

しかし夏目がこの病院に連れてこられた理由というものも
提示されたし、本庄が角膜に何ら問題を抱えているところなど、
「ラストホープ」の一エピソードでも似たようなネタを
見た気がする。夏目の役割はともかく本庄のエピソードは
なかなか語られていないので、後半は本庄のエピソードも重要
な位置づけになっていくのだろうか。

小島楓 …… 松嶋菜々子 (医局長)
本庄雅晴 …… 佐々木蔵之介 (救命医、子だくさん)
広瀬斎 …… 風間俊介 (後期研修医、楓を尊敬する)
奈良さやか …… 芦名星 (後期研修医、ダメ男を好きになる)
国友花音 …… 波瑠 (看護師)
片岡仁志 …… 柏原収史 (整形外科医、3度目の離婚調停中)
安藤直利 …… 児嶋一哉 (麻酔科医)
美木麻衣子 …… 岡本玲 (看護師)
中澤千秋 …… 山田真歩 (看護師)
駒沢幹雄 …… 夙川アトム (看護師)
永井栄子 …… 伊藤裕子 (移植コーディネーター)
杉吉康弘 …… 手塚とおる (救命救急センター長)
桜庭睦子 …… 安寿ミラ (看護師長)
最上透 …… 段田安則 (第一外科教授兼病院長)
夏目衛 …… 時任三郎 (救命医、臓器提供のスペシャリスト)

夏秋佳代子、稲垣綾、岡明子
福田敦子、海島雪、横田恵美、羽村純子、大竹絵梨
柳井洋子、三森淳子、太田いず帆、佐藤葵、浅里昌吾
横江泰宣、若山慎、佐藤充浩、横塚真之介、谷大輔
入慶田本朝敬、斎藤直哉、高橋孝太郎、野尻建、山中隆介
玉置玲央

永井 栄子 …… 伊藤裕子 (38歳、臓器移植コーディネーター)
西園美羽 …… 毛利恋子 (10歳、劇症型心筋炎)
西園智子 …… 建みさと (母親)
小島夕 …… 山崎光 (楓の甥っ子)
小島立 …… 山口馬木也 (楓の兄)
神谷 翔太 …… 岡山天音 (17歳、雷に打たれる)
猿田勇 …… 渡部秀 (前期研修医)

柿丸美智恵、永島和明、朝倉さくら

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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