救命病棟24時(第5シリーズ)
(2013年7月期・フジ・火曜21時枠)

プロデュース - 渡辺恒也、大木綾子
脚本 - 飯野陽子
音楽 - 佐藤直紀
演出 - 田島大輔、水田成英、西浦正記、高野舞
DREAMS COME TRUE「さぁ鐘を鳴らせ」

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html




 

第10話 未知のウイルス感染!小島楓最後の闘い
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救命に運ばれてきた患者・兵頭明佳は突然看護師の花音の前で
血を吐いて倒れる。患者の体には赤い発疹が出ていて、嘔吐
と、高熱が有った。患者はアフリカから帰国したばかりの男性
で、感染症センターに調べてもらうと、マールブルグ病だと
判明する。空気感染は無いので、とりあえずはそう感染が広がる
ものではないだろうとされるが、花音は発症してしまい、
そして治療している間に、似たような症状の患者が次々と
発生し、バイオテロの可能性を示唆されていく。

いよいよ第5シーズンの最終話。
これまで無難にエピソードを重ねてきた感じだったけど、
ラストエピソードは特にどの流れも中途半端な状態で、やっつ
け的仕事だった感じにも思えるところだった。

救命が街の安心を支えるものだとする主張はよく分かるし、
救命が常に背負っている未知なる病気との闘いなどのリスク性、
そして楓の居場所を確立させたとするオチ自体には何の異論も
無かったのだけど、とにかく個々のエピソードに関しては
どれも中途半端。

本庄の視力の問題は必要だったのか。
前期研修医・猿田の挫折感など必要だったのか。
楓を蹴落とし、救命をつぶそうとする杉吉の流れは必要だった
のか。とにかくどれも散漫でメインの流れが集中できなかった。

チームとして誰一人として欠けて欲しくない気持ちと、
花音の心の問題、親子関係の問題を取り上げたことも、なんと
なく中途半端な感じで、既に親子関係という面では、楓周りの
エピソードで色濃く描かれていることもあるので、どうしても
シナリオとしてはボケてしまった部分があるなと感じたし、
結局移植医療の可能性に関しても、かなり尻切れっぽい感じ
だった気がする。

それでもシーズン6、7と是非続けて欲しいところ。
色々と配置替えをする必要は有るとは思うのだけど、医療ドラマ
はそう外れが少ないと思うので、またチャレンジして欲しいと
思う。

小島楓 …… 松嶋菜々子 (医局長)
本庄雅晴 …… 佐々木蔵之介 (救命医、子だくさん)
広瀬斎 …… 風間俊介 (後期研修医、楓を尊敬する)
奈良さやか …… 芦名星 (後期研修医、ダメ男を好きになる)
国友花音 …… 波瑠 (看護師)
片岡仁志 …… 柏原収史 (整形外科医、3度目の離婚調停中)
安藤直利 …… 児嶋一哉 (麻酔科医)
美木麻衣子 …… 岡本玲 (看護師)
中澤千秋 …… 山田真歩 (看護師)
駒沢幹雄 …… 夙川アトム (看護師)
永井栄子 …… 伊藤裕子 (移植コーディネーター)
杉吉康弘 …… 手塚とおる (救命救急センター長)
桜庭睦子 …… 安寿ミラ (看護師長)
最上透 …… 段田安則 (第一外科教授兼病院長)
夏目衛 …… 時任三郎 (救命医、臓器提供のスペシャリスト)

夏秋佳代子、稲垣綾、岡明子
福田敦子、海島雪、横田恵美、羽村純子、大竹絵梨
柳井洋子、三森淳子、太田いず帆、佐藤葵、浅里昌吾
横江泰宣、若山慎、佐藤充浩、横塚真之介、谷大輔
入慶田本朝敬、斎藤直哉、高橋孝太郎、野尻建、山中隆介
玉置玲央

西園美羽 …… 毛利恋子 (10歳、劇症型心筋炎)
西園智子 …… 建みさと (美羽の母)
猿田勇 …… 渡部秀 (前期研修医)
有村公邦 …… 比留間由哲 (東京消防庁九段下消防署救急隊長)
兵頭明佳 …… 小椋毅 (38歳、フリーカメラマン、血を吐く)
塚原次朗 …… 神農直隆 (スコープ現代記者、密告する杉吉)
為我井 …… やべけんじ (感染症研究センター)
小島華子 …… 霧島れいか (楓の義姉)
国友真澄 …… 永島暎子 (花音の母)
蒔田 …… 吉本菜穂子 (患者)

瓜生和成、川畑博稔、松川貴弘、池田ヒトシ
西尾由佳理、軽部真一 (アナ)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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