リーガルハイ
(2013年10月期・フジ・水曜22時枠)

企画 - 成河広明
演出 - 石川淳一、城宝秀則、西坂瑞城
プロデューサー - 稲田秀樹、成河広明、山崎淳子
オープニング 9nine「Re:」

http://www.fujitv.co.jp/legal-high/index.html




 

第3話 顔か?心か?どちらを選ぶ?前代未聞の整形裁判
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古美門の事務所は相変わらクライアントがこないために、
赤字経営が続く。なんとか安藤貴和に最高裁に上告してもらう為
の条件を聞くと、弁護する条件としてセクシーさを要求。
古美門にはスリムになる為のトレーニング、そして飾り気
の無い真知子には化粧や着飾ることを告げる。
そんな中、真知子は高校の同窓会に行った際に、熊井健悟に
声を掛けられる。現在ミスパーフェクトと結婚したが、現在
離婚を検討しており、古美門の事務所で取り上げてくれないかと
頼むが・・・

安藤貴和のパートは本当に必要なのか?と思うところもあるの
だけど、最後のオチだけ見てしまうと、面白すぎてそれも
有りみたいな妙な説得力を持たせられてしまうものが有った。

人々が唱える人間の価値とは何なのかに関して、古美門らしく
ズバリと核心を突いていくところが面白い流れだったし、
耳が痛いし聞きたくない事実や酷い言葉も多いけど、多くは真実が
含まれているなと思うと、何処か妙に納得してしまう部分も有る。

裁判でのやりとりを通して、今まで気がつかされていなかった、
人に対する視線や容姿に対する社会での影響力というものを改めて
感じさせるものが有り、日本人はどちらかというと、そういう相手
のウィークポイントを付くところを嫌う一面が有るので、直接的には
避けるけど、よく見ると古美門の語る事はすべて当たっているところ
があるんだろうね。

一番上手く出来ていたのは、羽生を説き伏せる為に、彼の所属
する事務所のホームページのイメージ戦略の件を引き合いに
出したところかも。古美門たちが事務所に掲げられている
写真と宣伝文句に目を向けていたので上手く前振りもされていた
感じ。

毎回のように羽生の語る・サウジアラビアの格言も面白いのだけど
今回は前回以上に羽生のしていることが、理想のためとはいえ
真知子を利用したという面で小ずるさを通り越して嫌悪感を
抱くところに繋がっているし、もう少しこのキャラクターは
頭が良くて、古美門に対峙出来るだけの能力があると思っていた
だけに、今回の流れで意外とこのキャラクターの神秘性が失われて
能力の限界が見えた感じがするのが残念だった。

古美門研介 …… 堺雅人 (38歳、個人事務所)
黛真知子 …… 新垣結衣 (25歳、新人弁護士)
三木長一郎 …… 生瀬勝久 (50歳、三木法律事務所・所長)
沢地君江 …… 小池栄子 (35歳、三木担当秘書)
服部 …… 里見浩太朗 (50歳、古美門の事務員)
井出孝雄 …… 矢野聖人 (26歳、三木のアシスタント弁護士)
加賀蘭丸 …… 田口淳之介 (23歳、なんでも屋)
裁判傍聴する男 …… 大槻一人

熊井健悟 …… 塚地武雅 (「おっさん」、帝日物産)
岸本ほのか …… 美波 (ユニバース石油勤務時代に熊井と出会う)
高校時代のほのか …… 伊部葉子 (2006年、聖明学院校卒業)

上谷健一、北見誠、真山明大、樋上真郁

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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