リーガルハイ (2013年10月期・フジ・水曜22時枠) 企画 - 成河広明 演出 - 石川淳一、城宝秀則、西坂瑞城 プロデューサー - 稲田秀樹、成河広明、山崎淳子 オープニング 9nine「Re:」 http://www.fujitv.co.jp/legal-high/index.html

第6話 新しい愛の形か重婚か！？訴えられた妻は夫が３人
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古美門の事務所に澄江が相談にやってくる。
対応したのは真知子だったが、息子の嫁が三人の男性と家庭を
持って生活しているということを聞いて、訴えてきたものだった。
しかし息子の悟は、愛子が「一妻多夫」することを容認して
いる事が分かる。しかし法的には婚姻関係を結んでいない為に
内縁状態にあり法的には問題がない案件だった。年金から弁護料
を捻出するということを聞いて、真知子は良心的な値段で対応
してくれる羽生らNEXUS Law Firmを紹介する。澄江が原告になる
が、被告側の愛子たちが古美門の事務所にやってきた為に、
結果的に真知子の行動があだとなってしまう。

またまた奇抜なネタを取り上げた感じだけど、重婚・結婚
感に関しては、現在でも夫婦別姓などの問題なども含めて、その
価値観に関しては色々と議論されていることではあるので
その辺は面白く主張したものではないかな。

三人の男性を和食・フレンチ・ジャンクフードに例えるのも
面白かったし、重婚に関してはチベット・モンゴル・ブータン
、そして光源氏のことを引き合いに出して、人間本来の愛の形
に近いとする辺り、強引ではあるのだけど、面白く主張していく。

ただ今回の法廷の流れを見ていると、強引に親権争いを愛子に
ぶつけてしまったけど、本来の親権争いは悟と根本尚美の間で
起きているものであり、愛子にはあまり関係ないのではないか
という感じがする。そして話を聞いていると、この尚美という
女性も仕事を辞めてしまっていて経済的にも状況的にも
相当夫側に有利であり、少々無理のある戦いであって、なんで
羽生が勝利するという公算が成り立っているのかがまるでよく分から
なかった。

ドラマとして面白かったのは、実生活に於いては愛子の思想は
羽生が唱えるウィンウィンに近いものがあるのではないかという
点で、今回の古美門と羽生の立場が逆転しているような感じに
思えたところかも。

そして冒頭で夢見る真知子の流れがそのまんまドラマの核心に
繋がっているという点も面白く出来ており、争いをしている構図
がいつの間にか、河合奈保子/竹内まりやさんの「けんかをやめて」
のBGMと同時に真知子主人公の物語に転化していくところが上手く
出来たところだった。

河合奈保子さんといえば娘のkahoさんが最近フューチャーされて
いるね。ドラマ「ミス・パイロット」の主題歌を歌っている
みたいだけど、妙に大人っぽい感じの声をされている方ですね。