間違われちゃった男 (2013年4月期・フジ・土曜23時枠) 原作 - 宅間孝行 東京セレソンデラックス『ぴえろ』 脚本 - 宅間孝行 音楽 - 白石めぐみ 演出 - 宅間孝行、成田岳、森脇智延 プロデューサー - 関口大輔、古郡真也 http://www.fujitv.co.jp/wrongman/index.html

第3話 男刑事が来たー！
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先代の大将が店に残した借金が3000万円有ると知り、ヤスは
そろそろばれる前に退散しようとアニキの沢木を説得するが、
秋子に肩入れしている沢木は、人情身溢れるこの環境でなんと
かしたいと考えて、いつまでも離れられずにいた。
そんな中で、舞台主演が決まっていた春子が突然舞台だけで
なく、事務所も辞めて築地で働く事に決めた事を告げる。

そろそろ単純に辻褄合わせるだけのごまかしだけではドラマ性
が辛くなってきたと感じるこのドラマ。
10日間もあるという設定なので、この調子でいくと最後の日まで
耐えられるかどうか心配になってきた。

大将が亡くなり喪に服している期間ということを勘案しても、
毎日宴会のように騒いでいるだけって感じもするので、
「鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-」と同様に何か
実際にアクションを起こさないと不味いのではないかという
感じがする。ただ3千万円ならば一家で働けば返せない額は無い
のだろうね。

このドラマを見ているとあまりに調子が良いので、実際には
沢木がテルではないのを知りつつ、喰い太らせるだけ太らせて
何らかの責任を全て負わせようとしているのかなとか、
実際にはテルなどという人物は存在せず、別の意図を持って
沢木を祭り上げている部分が有るのかと思って見ている部分も
有るのだけど、周りにいる人たちもまたテルの事を知っているよ
うな感じだし、どういうカラクリが待っているのか。

洋服がとりあえずパワーアップしたようなので良かった。

話を合わせるために、チョイチョイ話をすり替えていく古田さん
の演技は面白いのだけど、これだけで持たせるにはちょっと
物足りないのかな。ヤスの存在感もかなり弱いけど、過去に
自殺未遂しているような感じなので誰かに寄り添えるだけの
優しさを持って居たりするのだろうか。