ミス・パイロット (2013年10月期・フジ・火曜21時枠) 脚本 - 櫻井剛、池上純哉 演出 - 澤田鎌作、成田岳 プロデュース - 後藤博幸 協力プロデュース - 関口大輔、古郡真也 http://www.fujitv.co.jp/misspilot/index.html

第1話 下町の居酒屋の娘、パイロットになる！
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不況での就職難故に手塚晴は、数々の面接を受けるもどの企業
にも採用に引っかからず苦悩する。ブライダル関係、町工場
CA、空港のグランドスタッフ、整備士に至るまであらゆる
試験を受けたがそれでも同じような不採用通知をもらう中、
求人所員の照井からはパイロットになったらどうかと言われて
まるで現実味の無い職業故に戸惑うが、とりあえず就職説明会
を聞きに行く。するとパイロットの国木田は壇上で、パイロット
に必要なのは情熱と健康第一だと言われて、晴はとりあえず
いつも通り採用面接に出かけていくが・・・

キャビンアテンダントではなくパイロットを目指すという辺りがまた
設定として奇抜なものがある今回のドラマ。
これまでCA物語は数多く描かれているのだけど、パイロットを
目指すというのは意外と思っている程少ないのではなかろうか。

パイロットという職業柄、思い立ったが吉日とばかりにそう簡単
に決意してパイロットを目指しても良いものなのかというとっか
かり部分は相当違和感が有るのだけど、堀北真希さん演じる手塚晴
のキャラクターは屈託がなく、変に他人に媚びているような感じ
でもないのでとても好印象な初回でした。

やはりパイロットという職業を扱うことで、視聴者にも
夢を持って欲しいみたいなメッセージ性が有るような感じがするし、
感動の少ない現代人や既成概念にとらわれている人たちに向けて
誰にでもやる気があればそんな特殊な職業にも就けるというところ
を描いていくのかな。

手塚晴は酔っぱらいとかも含めて、接客業で色んな人を相手している
手前、人との対話能力に長けている部分が上手く活かされている
というところだろうか。

それに対して斎藤工さん演じる国木田孝之助のやる気のなさそうな
他人との対話能力には欠けた感じのするキャラクターもまた
同時にパイロットとして活躍しているという事を考えると、
上に立つものとしては、こんなキャラでも許されるけど、下に
立つキャラクターとしてはこうあるべきだとするものが有るのかな。

小柳友さんとか訓練生に配置されているとどうしても警察学校を
舞台にした「ビギナーズ!」を彷彿とさせるし、
篠崎という人物が現場の上に立っているところを見ると、
「新空港物語」シリーズの植木等さんを思い出させる。
フジテレビをアシストするように、最近TBSでは再放送枠で
「GOOD LUCK!!」とか日テレで「チープ・フライト」とか空港もの
なんかを放送されているね。

とりあえず気楽に見られそうなドラマだけど、パイロットではなく
グランドスタッフの方が現実的な感じがするけど、今後どう
ドラマが展開していくのか期待してみよう。