ミス・パイロット
(2013年10月期・フジ・火曜21時枠)

脚本 - 櫻井剛、池上純哉
演出 - 澤田鎌作、成田岳
プロデュース - 後藤博幸
協力プロデュース - 関口大輔、古郡真也

http://www.fujitv.co.jp/misspilot/index.html




 

第7話 アメリカで仲間へ遺すラストメッセージ
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アメリカ・ノースダコタ州クランドフォークスでの一年半
の訓練も終盤に入り、二度試験に失敗したらパイロットとしての
可能性は絶たれるとの事を受けて張り切っていた一行だが、
ついに脱落者を出してしまう。それが今まで一番先頭を切って
走っていた千里だと分かり一同衝撃を受ける。予想に反して
千里は明るく振る舞うが・・・

このドラマ凄い駆け足で一番大事なところを駆け抜けてしまった
感じがするのは気のせいか。

失敗した時にこそバディの大切さだったり、仲間意識が芽生える
というのも分からないでも無いが、一番時間を割くべきであろう
問題点が終盤に来てサラリと描かれ過ぎた感じ。
寧ろ失敗したところから始まる人間関係の根深い情なり、心情
などを描いて欲しいところだった。
前半のグダグダした下りのエピソードはすっ飛ばして、最初から
アメリカの訓練所でのエピソードとして描いていれば、もう少し
ドラマは厚みを増したと思う。そういう意味ではちょっと残念
だった。

決してつまらない訳ではないが、後悔先に立たずとばかりに
どの人物も意図するところとは別のところで動いてしまって
いたようだ。
なかなか相手の気持ちを察するのが難しい現代の中で、バディ
にも仲間にも悟られないようにしていた千里のウィークポイント
はプライドの高さに有ったようだ。

「知識がカバーしようとしていたが、いくら理論武装しても駄目
だ」として、教官だけは気が付いていたようだけど、晴にして
見れば教えてくれていた人が逆に落ちてしまうというのだから
皮肉でもありダメージは有るだろうね。

せめてバディを強調して最後までその関係の濃さを貫いて欲しい
ところ。一緒に飛んだあの景色が人生最高だったと思い出にはせず、
これからも最高の時を探していって欲しい気がするけどね。

手塚晴 …… 堀北真希 (就職活動中たまたま見つけたパイロットを目指す)
手塚茂雄 …… 石倉三郎 (父、居酒屋「ひばり」)
手塚よし美 …… 根岸季衣 (母、居酒屋「ひばり」)
小田千里 …… 相武紗季 (東大・秀才、パイロットを目指す)
国木田孝之助 …… 斎藤工 (パイロット機長、指導教官になる)
阿倍野すず …… 桜庭ななみ (泰治の彼女)
鈴木倫子 …… 菜々緒 (グランドスタッフ、国木田が好き)
岸井泰治 …… 間宮祥太朗 (すずの彼氏、パイロットを目指す)
小鳥翔 …… 小柳友 (小心者、パイロットを目指す)
山田一男 …… 藤井流星 (リーダー格、パイロットを目指す)
諸星麻也 …… 庄野崎謙 (金持ちのボンボン、パイロットを目指す)
三枝かのこ …… 藤澤恵麻 (独身寮「品川WEST」寮母)
篠崎一豊 …… 岩城滉一 (機長。訓練センター副センター長)

ロイ …… ボブ・サップ (料理人)

ブレット・ギレン、浅沼コリン、ヘイデン・スペース、

白土直子、雨音めぐみ、立石由衣、佑々木優、芝本保美、丸山瑠真

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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