泣くな、はらちゃん (2013年1月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本 - 岡田惠和 演出 - 菅原伸太郎、狩山俊輔 チーフプロデューサー - 大平太 プロデュース - 河野英裕、小泉守、萩原真紀 http://www.ntv.co.jp/harachan/

第4話 涙のバレンタイン
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越前さんと両思いになったとしてはらちゃんは喜ぶが、自分の
住む世界と越前さんの住む世界がまるで違う事。そして自分
の住む世界が越前さんの漫画によって生み出された世界である
事を知る。それをみんなに訴えるが、ユキ姉と百合子を除いて
は誰も信じなかった。そんな中で、バレンタインデーが近づく。
田中君からバレンタインデーについて教わるはらちゃんは
越前さんからのチョコという幸せになれる食べ物が贈られる
事に期待するが・・・

ストレートに思いを投げかけてくるはらちゃんに対して、急に
彼が居なくなった事で越前さん自身の気持ちに触れていくという
展開で、分からない・知らない・・・無知である事は寂しいと
するはらちゃんの寂しさも同時に触れていく内容だった。

展開として早いと感じさせるのは、越前さん自身にも
はらちゃんが漫画の中の世界の人だという事が伝わった事
だろうか。

やはりドラマとしての肝は国境の様な形で存在している漫画の
世界と人間の世界の温度差と境界線だ。

はらちゃんが漫画の世界から行き来する為のスイッチが
越前さん本人にはまだ伝わっていないので、当面は色々と不都合
な点も多い事が予想されるが、これまでのように奇異な行動をとり
続ける弟を使うばかりの強引なやり方が果たして吉と出るのか凶
と出るのか。
また漫画の世界の人だという事が伝わったことで、越前さん
自身がどうはらちゃんと対峙していくのか気になる物がある。

漫画を介してはらちゃんに対して色んな事を伝えられるという
流れを提示したことで、ドラマがアップデートしていくと思うけ
ど、その辺の妙が如何にして描かれるのか。