名もなき毒
(2013年7月期・TBS・月曜20時枠)

原作 …… 宮部みゆき
「誰か Somebody」「名もなき毒」
脚本 …… 神山由美子
音楽 …… 横山克
制作 …… 那須田淳
チーフプロデューサー …… 橋本孝
プロデューサー …… 鈴木早苗、橘康仁
演出 …… 塚原あゆ子、金子文紀、山本剛義、竹村謙太郎

http://www.tbs.co.jp/namonakidoku/




 

第2話 父は殺された!?28年前の誘拐…姉が見た真実
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今多コンツェルングループの会長の運転手をしていた梶田信夫
が5月1日の午後14時頃に自転車のひき逃げにあって亡くなる。
当初は事件性はないとされていた事故だったが、長女の聡美は
幼少期に誘拐された事が有り、亡くなる直前にも父が
"お前が嫁ぐ前にちゃんとしておかないと・・・"と口にしてい
た事が分かる。
信夫に関する本を出版して目撃者捜しをしようとしている次女の
菜穂子とは逆に、長女は寧ろ父親の裏の顔が分かることに
恐れて抱いているが・・・

元出版業社で現在は社史編纂・社内報発行部署にいるだけの男
が、一人の男性の過去を暴いていくということで、色々と
不器用な一面も有るし、下手に首を突っ込めば狙われてしまう
のではないかとする危険性をはらんでいる中での調査というこ
とで、いろんな面でハラハラドキドキ感がある。

そもそも会長が三郎を娘婿として迎えるに辺り、何故自分の
会社の支社に置いておこうとしたのかも気になるものがあるし、
誘拐だと称して、実際には女性がアパートに監禁していただけ
のようなので、単純に愛人と正妻の間で聡美の事を奪い合って
いただけじゃないのかという気がする。その流れは今多家の
菜穂子の母と正妻の関係と同じような状況があるのではないか
なという感じかな。
聡美と梨子は腹違いであり、父親の事情を知るだけでなく
長女は次女のことをそんな一面で恨んでいるところもあるので
はないかという部分があるのかな。

少ない情報・一枚の写真の中から過去の事実関係を掘り起こして
いくという作業が楽しいものが有るし、綱渡りのような状況
での調査ということも有るので、一人の男性がどれだけやれるの
かにもかかっているし、事件の調査をしていく中で、三郎
が4歳当時の聡美のことを自分の娘とオーバーラップさせて、
不安に感じてしまうところなども興味深く描かれている。

聡美の婚約者・浜田の着信の音楽がどの人物と繋がってくる
のか。その音楽を何処で聴いたのか一つ記憶というものが
ポイントとなっていきそうな話ですね。

杉村三郎 …… 小泉孝太郎 (元あおぞら出版)
梶田聡美 …… 深田恭子 (長女、4歳の時に誘拐された、婚約中)
杉村菜穂子 …… 国仲涼子 (三郎の妻、心臓が悪い?)
梶田梨子 …… 南沢奈央 (次女、アルバイト)
手島雄一郎 …… ムロツヨシ (社内報「あおぞら」編集部編集)
浜田利和 …… 高橋光臣 (聡美の婚約者)
椎名遥 …… 岡本玲 (社内報「あおぞら」編集部編集、アルバイト)
加西新 …… 森崎ウィン (社内報「あおぞら」編集部編集)
園田瑛子 …… 室井滋 (社内報「あおぞら」編集部編集長)
谷垣太一 …… 山崎大輔 (社内報「あおぞら」編集部副編集長)

杉村正子 …… 木野花 (三郎の母)
水田 …… 本田博太郎 (睡蓮マスター)
梶田信夫 …… 平田満 (嘉親の専属運転手)
今多嘉親 …… 平幹二朗 (今多コンツェルングループ)

梶田弥生 …… 相築あきこ (梶田の妻)
遠山 …… 佐藤直子 (第一秘書、"氷の女王")
杉村麻子 …… 村岡希美 (一郎の妻)
杉村真一 …… 野添義弘 (三郎の父)
木内 …… 長野里美 (「遊楽会館」の従業員)
杉村一郎 …… 犬飼若博 (三郎の兄)
杉村 桃子 …… 矢崎由紗 (三郎・菜穂子の娘)
4歳の頃の聡美 …… 平澤宏々路 (監禁されている)
友野文子 …… 池谷のぶえ (栄次郎の義娘)
友野栄次郎 …… 織本順吉 (トモノ玩具元社長)
卯月 勝利 …… 菅原大吉 (城東中央警察署刑事)

おばあさん …… 久松夕子
女性警察官 …… 渡辺道子
警察官 …… 迫田孝也
トモノ玩具の女 …… 伊藤かずえ

万里紗、ゴールド☆ユスリッチ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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