名もなき毒 (2013年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 …… 宮部みゆき 「誰か　Somebody」「名もなき毒」 脚本 …… 神山由美子 音楽 …… 横山克 制作 …… 那須田淳 チーフプロデューサー …… 橋本孝 プロデューサー …… 鈴木早苗、橘康仁 演出 …… 塚原あゆ子、金子文紀、山本剛義、竹村謙太郎 http://www.tbs.co.jp/namonakidoku/

第4話 父と母が犯罪者！過去を暴くな…真犯人からの謎の脅迫！
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梶田を自転車で轢いて逃げた人物を捜すためにチラシを配って
いた所、三郎が自転車で轢かれてしまう。
聡美が過去に誘拐されていることや、梶田には何か暗い過去
が有るのではないかと疑われる中での事故故に関連性が疑われる
が、退院した際に三郎の元に刑事・卯月から連絡を受け、
既に犯人の目星はついており、噂通り三中の一年生の男子生徒
である事を聞く。とりあえずその報告を受けて、聡美と梨子
に話をする中で、三郎は、梨子の誘拐・監禁事件に関して、
このまま継続捜査すべきかどうかを尋ねる。

とりあえず自転車事故と誘拐事件の関連性、そして事故と
梶田信夫の死に関しては直接関係は無かったけれど、信夫の
当日の行動によって、過去の人間関係を浮かび上がらせていく
という手法は悪くない。
淡々としている印象も有るけど、素人が事件を暴こうとして
いる限りは、そうなる部分は仕方がないのだろうし、
日常そんなに衝撃を受ける事件というものに遭遇するものでは
ない事を考えると、こういう導入の仕方も有りなのかなと
思う。

真実は全てを明らかにすれば言い訳じゃない。
真実を暴く事への重みや痛みは常にあること。

そう語っていたけど、暴くことによって前に向き合えるという
人が居る以上、暴いていくのが筋だと思うし、子供のひき逃げ
に関しても発覚した事で梶田姉妹が前に進めた訳だから、
やはりその主張は間違えているような気がする。

ただその真実が今度は、父親の真実を暴いていくということで
梶田姉妹にとってその事実が刃となって心に突き刺さるのか、
それとも過去を清算出来るだけの要素としてなり得るのか。

過去を探り回ると痛い目に逢うぞと脅してきた人は、やはり
今多嘉親だったりするのだろうか?
どうも義父の存在がこれまで抑えられてきた感じがするので
どういう形で現れていくのか気になる。


来週でとりあえず一部が終了のようだ。