名もなき毒 (2013年7月期・TBS・月曜20時枠) 原作 …… 宮部みゆき 「誰か　Somebody」「名もなき毒」 脚本 …… 神山由美子 音楽 …… 横山克 制作 …… 那須田淳 チーフプロデューサー …… 橋本孝 プロデューサー …… 鈴木早苗、橘康仁 演出 …… 塚原あゆ子、金子文紀、山本剛義、竹村謙太郎 http://www.tbs.co.jp/namonakidoku/

第10話 最終章！真犯人が衝撃の告白！ストーカーの毒牙が杉村家に襲いかかる！
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美知香は祖父・明俊の恋人だとされた和子と会話した際に、
「ごめんなさい」と言われたことに関して、もやもやした気持ち
を引きずる。そんな状況の中で、和子は飛び降り自殺してしまい
彼が所持していたバッグから明俊殺害にしようしたとされる
青酸カリ2gが発見された事と、遺書が見つかった事、そして前科
が有ったことからトントン拍子で事件が解決に向かったかに思われ
たが、美知香はどうしても彼女が犯人とは思えないところが有った。
その件で美知香は母・暁子と話し合っていると言い争いになり、
美知香は家を飛び出してしまう。
三郎はこの件に関して必要以上に関わっていることや、あなたの
頭の中は他人のことばかりだと指摘され、それに気がついていた
がどうしても関わらずには居られない性分である事を告げる。

今回は確かに菜穂子が三郎に対して指摘したように、家族のこと
よりも古屋家のことを気にしているであろう三郎に対してイラっ
とさせられる展開だった。これまでにはあんまり感じた思いでは
なかっただけに、自分の中でも意外な感情だった。

遺書やメモが残した意図をくみ取っていく辺りの流れは面白く、
筆跡や文章の傾向から容疑者を特定していく流れは良かったと
思うが、逆に言えば三郎が理解しているくらいなのだから捜査の
専門家は既に周知の事実として捉えているのではないかという
気がする。

外立が犯罪者だとしたらどういう意図があるのか。
萩原社長はとてもよくしてくれる人だし、周りに見守ってくれる
人は全くいないでもない。
ただ残された老人と二人きりの状況であることと、土壌汚染の
件でちょっぴり不条理さを感じるところも有り、晴れない気持ち
というものは存在していそうだ。

原田いずみの件に関しても、これから起こりうる悲劇を回避出来る
のか。今回三郎がいずみと電話とはいえ多少なりとも心情を吐露
出来たことによって、光明を見た感じにも思えたのだけど、
残念ながら三郎の気持ちは伝わらなかったのかな。
ただ指名手配の女性があんなに目立つ花束を持って街中を歩いて
いればあっさりと通報される気がするのだが・・・

そして原田が本当にオフィスの睡眠薬を混ぜたのか気になる。
どうしてもシーナちゃんとまゆみの関係はドラマのアクセントとして
上手く機能している感じだね。