なるようになるさ。
(2013年7月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 橋田壽賀子
企画編成 - 十二竜也
プロデューサー - 荒井光明
演出 - 吉田秋生、酒井聖博
テーマ曲 - 指田郁也「バラッド」
編成 - 高山暢比古

http://www.tbs.co.jp/naruyouninarusa/




 

第1話 ワケあり家族の愛と奇跡のホームドラマ
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定年を間近に控えて、三男の健が結婚し実家を出て行った
ことで、長島家としてはようやく子育てからは解放される。
商社マンとして今まで妻の綾に子育てを任せっきりだった
大悟としては、妻を世界の旅行に連れて行き、自分のこれまで
の仕事の軌跡を知らせたいと共に、主婦としてずっと家庭に
留まっていたので外の世界を体現させたいと考えていた。
しかしいざ旅行を企画すると、肝心の綾は、軽食を扱う
レストラン・カフェを経営したいと言い出す。綾の姉は両親から
料亭の"にしき"を引き継いで楽しそうにしているのを見て、
老後は自分のしたいことをしていきたいと考えていく。

ドラマあぶない刑事の舘さんと浅野さんのン十年ぶりの
共演。

橋田壽賀子さん自身世界旅行が大好きでテレビなどでもよく
世界を旅する光景を見た事が有る。88歳にして、未だに精力的
に活動しているところは凄いのだけど、以前に安住さんの
ピッタンコカンカンの中で、出来れば後任の脚本家なり役者
を育てたかったということを語っている姿が有ったよな。

「渡る世間は鬼ばかりシリーズ」は最初の頃のエピソード
しか見ていないのだけど、99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜
はなかなか面白かったし、このドラマに於いても上手いこと、
ポイントを納めた俳優陣を使用している感じがする。

さてドラマとしては、子育てを終えた主婦は一体何を生き甲斐
として生活していくのか。
三人の子が一気に家から出て行ってしまったことで、突然ぽっ
かりと穴の空いた人生だろうけど、とても明朗快活な綾の姿が
有り、過去にとらわれているよりも未来志向の元で動いて居る
ところは好感度の持てる所。

ただ設定としては、随分と裕福な感じの設定だし、これまで
の橋田さんの設定ならば、社会的階層に於いてはもっと
低い設定の下で成り立っている人物を描いてきたハズ。
人間の中でも綾と大悟は相当理想的な良い人を演じすぎている
ところも有って、やや違和感はあるけど、子育て、食事を
作るという選択に於いて、まるで苦労していなかったと感じている
バイタリティはある意味貴重な存在かも。
何の素性も知らない人を家にあげてしまうという今時の価値観
では計り知れないところと、世間知らずの女性がどれだけ
レストランを経営が出来るのか。自分でやるとしつつも周りを上手く
使ったり、周りにいる人たちがかなり綾のことをサポートしている
所を見ると、大事にされているんだなという感じ。

次々と居候組が揃ってくるところを見ると、まるで大学の
下宿屋さんって感じの設定だな。

長島大悟 …… 舘ひろし (夫、商社勤務)
長島綾 …… 浅野温子 (大悟の妻、レストラン開店の夢)
内田陽子 …… 志田未来 (家出人)
大竹昇 …… 安田章大 (引きこもり、病院の息子)
中津恵理 …… 紺野まひる (夫がDV、福岡から逃げて来た)
長島悟 …… 池田努 (長男)
長島美智 …… 太田在 (悟の妻)
長島至 …… 水上剣星 (次男)
長島マリ …… 石原あつ美 (至の妻)
長島健 …… 小澤亮太 (三男)
長島百合 …… 早織 (健の妻)
西木邦 …… 泉ピン子 (綾の姉、独身、料理店"にしき")

長島 空 …… 庄司龍成 (悟と美智の息子)
長島 幸 …… 曽我夏美 (悟と美智の娘)
大月 久子 …… 白石まるみ (百合の母)
大月 忠 …… 芹澤名人 (百合の父)
大田 …… ミスターちん (建築士)
夏子 …… 飯沼千恵子 (料理店"にしき"のスタッフ)
マサ …… (料理店"にしき"の料理人)
松田 …… (大悟の部下)
堀 …… (大悟の部下)
加藤 …… (大悟の部下)

乃木涼介、森山栄治
脇知弘、岩佐祐樹、笹山哲平、今村聡、西村聡
メクダシ・カリル、紅葉美緒

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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