なるようになるさ。
(2013年7月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 橋田壽賀子
企画編成 - 十二竜也
プロデューサー - 荒井光明
演出 - 吉田秋生、酒井聖博
テーマ曲 - 指田郁也「バラッド」
編成 - 高山暢比古

http://www.tbs.co.jp/naruyouninarusa/




 

第4話
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

店にも人が集まり始めてようやく軌道に乗り始める。
そんな中、従業員の一人、恵理の元に、息子の誠がやってくる。
誠は母親に迷惑がかかるので、店に入るのを拒むが、大悟が
背中を押した為に再会が実現する。大悟は幼い誠が健気に母親
に迷惑をかけないようにしている事を知って、有る提案を
見せていく。

今まで綾が中心となって子供が居ないことへの穴埋めをして
来た感じだけど、今度は夫の大悟の中にもそんな気持ちを
味わせて、改めて子供との生活をすることで、今まで欠落して
いた何かを掴んでいくもの。

皮肉な物だけど、男性でも女性でも社会に出ている際には、
仕事が忙しく家族以上に優先順位が高くなる時期というものが
有るのだろう。子供との生活とは長いようで意外と短いのが
人生であり、気がつくと子供は家を出てしまい、家族サービス
をしようとする時に家族は居ないという状況にもなる。
子供が親に対して、孝行したいときに親はないとする状況は、
親の側にも当てはまるところがあるんだろうね。

皮肉だけど本当の子にそれを行うのではなく、たまたま運命的
に出会った母子に対してそれを行っていくというのだから
不思議な因縁だ。

人生、二度送る事が出来れば、完璧な人生を送れるのかも
知れないけど、この家庭のように二度、そういう機会に恵まれ
るということはまず無い。擬似的ではあるけど、そんな
家族の形を味わいつつ年を取れるチャンスに恵まれたという
ことで、従業員側だけでなく、雇う側の長島家にも、出会い
のありがたみを感じる事で対等に関係を築いていけるのだろう
な。

相変わらずこれだけの従業員に給料が払えるのか心配な事
がつきまとっているかな。

そして橋田さんのシナリオらしく、子供が大人に気遣う姿
を見せることで大人に投げかける問題・主張というものが
伝わってくるところがある。

昇、恵理と来て、今度は陽子の事情に触れていきそうだ。
母親が探しているとのこと。そして保護観察の身である事。
一体陽子は何をしでかしたのか。
保護観察の身の女性と、恵理の息子を同居させることを
快しと感じていくのかどうか。

長島大悟 …… 舘ひろし (夫、商社勤務)
長島綾 …… 浅野温子 (大悟の妻、レストラン開店の夢)
内田陽子 …… 志田未来 (家出人)
大竹昇 …… 安田章大 (引きこもり、病院の息子)
中津恵理 …… 紺野まひる (夫がDV、福岡から逃げて来た)
長島悟 …… 池田努 (長男)
長島美智 …… 太田在 (悟の妻)
長島至 …… 水上剣星 (次男)
長島マリ …… 石原あつ美 (至の妻)
長島健 …… 小澤亮太 (三男)
長島百合 …… 早織 (健の妻)
西木邦 …… 泉ピン子 (綾の姉、独身、料理店"にしき")

長島 空 …… 庄司龍成 (悟と美智の息子)
長島 幸 …… 曽我夏美 (悟と美智の娘)
大月 久子 …… 白石まるみ (百合の母)
大月 忠 …… 芹澤名人 (百合の父)
夏子 …… 飯沼千恵子 (料理店"にしき"のスタッフ)
中津誠 …… 大西利空 (息子)
中津正夫 …… ?? (父親、暴力夫??)

大竹茂 …… 金田明夫 (昇の父、医者)
大竹元子 …… あめくみちこ (昇の母、教育ママで東大に入れた)
小田由美子 …… 黒坂真美 (恵理の親友)

宮下裕治


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system