なるようになるさ。
(2013年7月期・TBS・金曜22時枠)

原作 - 橋田壽賀子
企画編成 - 十二竜也
プロデューサー - 荒井光明
演出 - 吉田秋生、酒井聖博
テーマ曲 - 指田郁也「バラッド」
編成 - 高山暢比古

http://www.tbs.co.jp/naruyouninarusa/




第5話
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突然インターネットを見たとする人からの通報で、
「カフェレストランあや」に警察官がやってきて、沢木みどり
の事を連れて行こうとする。みどりとは内田陽子のことで、
保護観察中の身でありながらも、家出したということで母親
からインターネットに失踪人の情報を求める掲示が有った
と言う。綾と大悟は陽子から事情を聞くまでは、警察には
連れて行かせないとして、自分たちが守る事を告げるが・・・

前回陽子の元に警察官が来たので、どんな犯罪を犯している
のかと思ったけど、陽子は同級生がイジメを阻止する過程で
多人数の相手から痛み付けられたことで防衛反応が働き、
近くに有った煉瓦でイジメっ子を傷つけたことで傷害罪で
捕まったようだ。親や教師、そしてイジメられていた子さえも
陽子を裏切り、彼女の事を誰も信用しないと言う事で、
高校を中退し今に至るようだ。

凄いのが陽子の家庭環境か。
周り近所との付き合いが希薄になったとしても、家族の間では
絆は残っていて欲しいと願う気持ちとは余所に、このドラマ
では家族の絆さえも無くしている問題の有る家庭の事情が
描かれている。
長島家も一見すると平和そのものだけど、綾の子育てのお陰で
子供達がそういう道に踏み外すことはなかったということが、
大悟が恵理の息子と接する姿を見て、つくづく感じるところ。

ただ陽子の母。
心配していると称して、未成年の娘の写真をインターネット
に掲載して探しているところがまた凄い。
姉や弟の態度のデカさ、そして小間使いのようにして娘に
家事をさせている所を見ると、志田未来さんが昔TBSで演じて
いた小公女セイラを思い出させる。

綾の行動は正しかったのか否か。
本当の意味でやり直すためには、一度帰って親と話し合う
べきだとするが、話し合った末に話が通じないとわかった
からこそ出て来たモノでは無いかとする向きもあるが、
結果として、保護観察が解かれるまで我慢するしかないのか。
保護司の人との連携で上手い形で、自宅から離れられれば
良いとは思うのだけどね。
不条理な世の中だけど、逞しく自分の道を模索していって
欲しいところだ。

長島大悟 …… 舘ひろし (夫、商社勤務)
長島綾 …… 浅野温子 (大悟の妻、レストラン開店の夢)
内田陽子 …… 志田未来 (家出人)
大竹昇 …… 安田章大 (引きこもり、病院の息子)
中津恵理 …… 紺野まひる (夫がDV、福岡から逃げて来た)
長島悟 …… 池田努 (長男)
長島美智 …… 太田在 (悟の妻)
長島至 …… 水上剣星 (次男)
長島マリ …… 石原あつ美 (至の妻)
長島健 …… 小澤亮太 (三男)
長島百合 …… 早織 (健の妻)
西木邦 …… 泉ピン子 (綾の姉、独身、料理店"にしき")

長島 空 …… 庄司龍成 (悟と美智の息子)
長島 幸 …… 曽我夏美 (悟と美智の娘)
大月 久子 …… 白石まるみ (百合の母)
大月 忠 …… 芹澤名人 (百合の父)
夏子 …… 飯沼千恵子 (料理店"にしき"のスタッフ)
中津誠 …… 大西利空 (息子)
中津正夫 …… ?? (父親、暴力夫??)

大竹茂 …… 金田明夫 (昇の父、医者)
大竹元子 …… あめくみちこ (昇の母、教育ママで東大に入れた)
小田由美子 …… 黒坂真美 (恵理の親友)
警察官 …… 宮下裕治

沢木克子 …… 有森也実 (母)
村山 …… 志賀廣太郎 (保護司)
沢木あかね …… 黒澤はるか (長女、大学生)
沢木仁 …… 川村悠椰 (長男)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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