なるようになるさ。 (2013年7月期・TBS・金曜22時枠) 原作 - 橋田壽賀子 企画編成 - 十二竜也 プロデューサー - 荒井光明 演出 - 吉田秋生、酒井聖博 テーマ曲 - 指田郁也「バラッド」 編成 - 高山暢比古 http://www.tbs.co.jp/naruyouninarusa/

第8話
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大悟は新学期に向けて誠の友達が出来るようにと、綾のカフェ
に来ていた兄妹に声をかける。彼らは福と夢という名の子供
たちで母親が働いている間、この店で食事をするために来店
したことを知る。大悟は二人を改めて招待し、誠と友達に
なってくれるよう頼むと共に、彼らが夏休みを自宅で過ごして
居ることを知って一緒に旅行に連れて行こうとするが・・・

それぞれの家庭の事情、そして子育てを通して親子関係を眺めた
物語だった。大悟のしている事はお節介で、無責任な愛情なの
かもしれないが、それでも子供たちを喜ばせようとして好意で
行ってくれている事を知って、兄妹の母・律子は好意に甘えて
いくというもの。

ここに来て長島家の家庭のちょっとした事情・問題が浮上し、
住み込みとして関わっているものたちとの関係を秤にかけるよう
な展開になった。

綾が繰り返し同じ事を主張しすぎていて、その意図は分かるけど、
ちょっと主張がクドすぎるのは気になる。

縁も縁もない赤の他人を世話して・・・という息子の主張は
分からないでもないけど、その考えが今日の世知辛い人間関係
を生んでいるというところなのかも。

綾が子育ての為に家庭で多くの時間を過ごした分、これまでには
無かった人間関係のつながりを求めている事も明らかだし、老後
くらいは両親に好きにさせてあげて欲しいと思うところだけど、
浅野さんや舘ひろしさんが老後と言ってもあんまりピンとくるものが
無いんだよね。

幸せで金を儲けている人ほど社会に還元を・・という精神が
もう少し日本でも根付けば良いなと改めて感じさせる。