信長のシェフ
(2013年1月期・テレ朝・金曜23時枠)

脚本 - 深沢正樹、倉持裕
演出 - 兼ア涼介、田村直己、藤岡浩二郎
音楽 - 池頼広
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 大江達樹、島田薫
主題歌 - Kis-My-Ft2「My Resistance -タシカナモノ-」

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第8話 最終章!最愛の人…死す!!涙のディナーは戦国のチョコ料理! ?
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一人で宇佐山城を死守している可成の事をねぎらい、信長は
ケンを派遣して料理を振る舞わせる中、突然道中でケンを
知る瑤子が現れる。ケンは自分が何者で何故この時代に居る
のかを尋ねる中で、石本本願寺の顕如が蜂起した事で、
比叡山延暦寺の僧兵たちが、街道を見張り、信長と可成の
連絡を絶とうとしてくる。
また信長は三好党を圧倒し野田福島城で決着を付けようとする
が、顕如が蜂起したことで事態は一転してしまう。

信長の右腕として働いていた可成の死という事で、かなり辛い
結末が用意され、状況としてもかなりの劣勢に立たされた
感じのする話だった。

歴史がなかなか変えられないもどかしさも有るし、また歴史上
信長の死は知っていたとしても、余程日本史が好きでないと
可成の死がいつ訪れるのかもよく分からない物が有って、
なかなか面白く出来ている。

ケンが可成やその部下たちに振る舞った茄子料理によって、
何一つ無駄な命など無いとする主張をするも、敢えて可成が
それを受けつつも曲解するところに複雑な事情も存在していたし、
信長と可成の特別な関係を象徴する名も知らない豆の存在
を引き合いに出して、世界への道筋に共感していたであろう
二人の信念が面白い形であぶり出された。

ドラマとしては面白いのだけど、もう少し庶民的な感覚の中で
料理を出していくドラマというのを見ていきたいな。
料理自体にインパクトが無くなって来た事もあるので、来週が
ラストというのもある意味では切りの良い頃合いなのかも知れない。

ケン(賢一郎) …… 玉森裕太 (フレンチ料理人)
織田信長 …… 及川光博 (戦国時代 全国統一を目指す)
夏 …… 志田未来 (刀鍛冶)
瑤子 …… 香椎由宇 (ケンが見る幻視の女)
サル (豊臣秀吉/木下藤吉郎) …… ゴリ (信長の家臣)
森可成 …… 宇梶剛士 (信長の家臣)
楓 …… 芦名星 (信長の家臣)
徳川家康 …… 竹山隆範 (3話、4話)
足利義昭 …… 正名僕蔵 (3話)
明智光秀 …… 稲垣吾郎 (信長の家臣、ケンの話に興味)
井上恭之介 …… きたろう (信長の料理長)
ナレーション (来宮良子)
森蘭丸 …… 永瀬廉 (可成の息子)

顕如 …… 市川猿之助 (大坂摂津石山本願寺の僧侶)
顕如の僧兵 …… 峰蘭太郎

山口幸晴、山田永二、越中晃一、山本辰彦、井上剛
木村康志、高橋弘志、恒松勇輝、大久保幸治、増田広司

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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