Oh,My Dad!! (2013年7月期・フジ・木曜22時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 吉俣良 プロデュース - 増本淳 演出 - 河野圭太、葉山裕記、加藤裕将 主題歌 - GReeeeN「愛し君へ」 http://www.fujitv.co.jp/ohmydad/index.html

第2話 １５分拡大スペシャル母という存在の大きさすれ違う父子の想い
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突然妻に出て行かれた元一と光太は、アパートから追い出され
投資してくれて場所を貸してくれていた研究所も取り壊される
事になり名実共に路頭に迷う事になる。
保育園に通う光太は父親に博士としての期待を寄せつつも、
不安多き子供故に、母親だけでなく元一もまた自分の前から
居なくなってしまうのではないかと心配して、次々と問題を
起こしては、仕事を探す元一を呼び寄せようとする。
そんな行動にもついには限界が来る。

今回のエピソードを1話に持って来ても良かったんだろうなっ
て感じがする。どうも現実感が生々しいばかりで、息苦しい
展開が続く。元一に現実を示す為の荒療とばかりの展開で
光太が邪魔くさく見える分だけ、元一に罪を背負わせるという
のもあるのだろうけど、ただただ苦しい現実を突きつけられた
感じがする。

勿論そんな現実の中でも僅かではあるが、人の暖かさを感じる
所があるのも事実だ。特に言葉の問題は、時に人の心を温める
し凍らせることもあるという事を示す流れは悪くはない。
子供に負担を掛ける言葉、そして切羽詰まった元一に対して
追い打ちをかけるような手厳しい言葉を投げかけつつ、古川勝
のようなキャラクターの存在からの言葉には暖かさを感じて、
絶望から救い出されるような感じだった。六平直政さんの口から
「あんまり怖い顔をしていると・・・」というセリフが出てくる
事自体に笑えるところがあるのだろうけど、現実が切羽詰まり
すぎている分、笑えるに笑えないところも有るのが残念。

研究畑の元一に肉体労働を強いる辺りもちょっぴり違和感は
有るし、その日暮らしの生活をしていて、誰も助ける人が
居ないことの世知辛さは感じる。こういう人が子供を持って
はいけないという事を示す流ればかりで、益々少子化に拍車を
かけていくドラマではある。