Oh,My Dad!!
(2013年7月期・フジ・木曜22時枠)

脚本 - 安達奈緒子
音楽 - 吉俣良
プロデュース - 増本淳
演出 - 河野圭太、葉山裕記、加藤裕将
主題歌 - GReeeeN「愛し君へ」

http://www.fujitv.co.jp/ohmydad/index.html




第5話 新生活は問題続出!消えた母との思い出
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住居も食事も満足に与えられない元一は、一時的に光太を
施設に連れて行かれそうになるが、美月が住居と食事を保証す
るとした事で、元一は光太と離れて暮らすことは当面回避され
た。しかし美月は、二人が居候することで自分の生活リズム
は完全に崩れてしまい、ただ静かに生活して欲しいとして
宿主のルールを尊重して欲しいと頼むが、まるでいうことを
聞かず傍若無人に振る舞う新海親子たち。
そんな中、良い父親とは何かを考え始め、それを相談した
古川からある子育ての本を手渡される。そこには、父として
きっちりと子供を叱る必要性が語られていた。

完全にこのドラマ、少子化推進ドラマって感じで進行している
な。
ドラマを見ていると、子供とはこんなものだと割り切って
みれれば良いのだろうけど、どう見ても子供のためならば全て
を犠牲にしても・・・って感じがまるで思えないところが
このドラマの辛さを物語っている。

弱者にはとことん厳しい世知辛い世の中を描くのは分か
るし、現実感は有るのだと思うが、研究者のしていることを
全否定している感じもするし、何もしてこなかったのと、
何かをしてきたが結果が出なかったというのはまた違う気が
するんだよね。例え結果が同じだとしても、その辺の区別が
無いと、誰も研究なんてやらないと思う。まぁ映画やドラマ
などのエンターテイメント業界でも、視聴率・利益優先で芸術性が
疎かにされているなんて主張もあるくらいだから、何処の世界
でも同様のものはあるのだと思う。

ドラマとしてのテーマは子供に対する父親の躾だった。
父親自身が躾されている立場上、子供に何かいう権利があるのか
どうかがまた、微妙でデリケートな感じで存在しているし、
どんなに怒られたとしても子供はパパが好きなものだとするのは、
ちょっぴり微妙なオチだった。

もう如何にも美月と元一が結ばれれば良いのにみたいな雰囲気。
この二人、昔は付き合っていたんじゃないのか?
その割には妙に畏まりすぎているところがある。
元一の立場は分かるし、元彼女にこんな姿を見られて、プライドも
何も有ったもんじゃないのだろうけど、美月の中にもどこか生活感が
感じられないので、あんまり絡み合っている印象が無いんだよなぁ。

まぁ子供を通して、そういう足りない気持ちを補充していくのは、
元一だけでなく美月も・・って感じになるのだろうけどね。

それにしても見合いの相手を自宅まで連れて来るものですかね。
わざわざダンボールを被らせて便所に行かせる意味も無かったな。

新海元一 …… 織田裕二 (42歳、新海エネルギー研究所所長)
新海光太 …… 田中奏生 (5歳、元一の息子)
早坂美月 …… 長谷川京子 (38歳、元一の元彼女。日藤物産勤務。)
岸田史顕 …… 八嶋智人 (40歳、美月の同僚)
新海紗世子 …… 鈴木杏樹 (40歳、元一の妻)

古川勝 …… 六平直政 (古川リサイクル社長)
福原 …… 市村正親 (日藤物産社長)
竹内 忠彦 …… 中村橋之助 (港北児童相談所児童福祉司)
えりな …… 小林星蘭 (光太の友達)
田島 …… 犬山ヴィーノ (刑事)

尾木直樹、池田成志、樋口海斗、高沢奈苗、岡本光太郎
古澤裕介、神崎孝一郎、矢島俊作、軽部真一(アナ)、佐々木恭子(アナ)
中村光宏(アナ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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