Oh、My Dad!! (2013年7月期・フジ・木曜22時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 吉俣良 プロデュース - 増本淳 演出 - 河野圭太、葉山裕記、加藤裕将 主題歌 - GReeeeN「愛し君へ」 http://www.fujitv.co.jp/ohmydad/index.html

第6話 息子は私が育てます妻が突きつけた決意
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元一はインターンシップに参加する事を決めて、昼間は会社で
ただ働き、夜には生活費を稼ぐために工事現場でアルバイト
する事に決める。そんな彼の元に突然妻・紗世子から連絡が入
り、また元通りの生活が出来るのかと思えば、彼女からは
離婚を切り出され、その理由も得々と語られていく。
紗世子は決断に迷ったとしながらも、離婚届を渡して、そして
息子の親権も私にあると主張するが・・・

まさに元一の中に紗世子の姿はまるで存在していないかの
様だ。
何故紗世子が元一と付き合い結婚したのか。
話を聞くと22歳の時から我慢していた様で、18年近くその
傾向に有ったとの事だけど、何故そうに至るまでに言葉に
発して改善する努力なり、見限る行動を取らなかったのか
が気になる。

元一と光太の関係しか見ていないので、光太は元一といる
べきではないかとする心情が生まれているのも確かで、
結果的に元一に引き取られても、紗世子に引き取られても、
寂しい思いをさせる事には違いないし、更には生活レベル
は殆ど似たようなものだ。
実際の光太がどうしたいのかを聞いて判断させるのが一番
なのだろうけど、流石に5歳の子にその決断を迫るというのも
また酷な話だ。

大人の事情に振り回される光太がひたすら可哀想な感じで
今回、突然しおらしくなる光太の良い子っぷりが、これまで
の自分奔放ぶりと変わっている辺りの違和感は有るのだけど、
元一が変わったのと同様に、光太もまた色々と成長して
いるというところなのかな。

既に既定路線化しているけど、やり直すという選択肢はない
のだろうか。
現在の生活のリズムの中に完全に美月も関わり始めている
ので、その選択の方が幸せになれそうな感じはしているけど、
やはり子供の事を考えれば、産みの両親の元で生活するのが
一番ってことなのだろうけどね。

最後の調停の場で、元一が良い事を言ったと思えば、「10倍
返しだ!」とばかりに、紗世子の子供に対する思いが留まる
ところを知らない。元一は常々生まれたときからの光太の
記憶が無いと語っていたし、その辺の事を突かれると流石に
罪悪感から手放さざるを得ないのだろうな。