Oh,My Dad!! (2013年7月期・フジ・木曜22時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 吉俣良 プロデュース - 増本淳 演出 - 河野圭太、葉山裕記、加藤裕将 主題歌 - GReeeeN「愛し君へ」 http://www.fujitv.co.jp/ohmydad/index.html

第7話 涙の贈り物…父と子の最後の１０日間
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元一と紗世子の調停が終わり、離婚が決定すると共に、
親権に関しても母親側が持つことに元一は同意する。
引き渡しは保育園の新学期である9月からということになり、
10日後だった。元一は残りの日を子供と楽しく過ごすのか
早い段階で事実を話すべきかどうかで悩む。

この年齢の子に大人の事情・離婚のことを口にしてもなかなか
理解させる事は難しいのかな。

ずいぶんと美月の役割が大きくなり、冒頭の頃はぶっきらぼう
な態度ばかり見せて、ツンケンしていた彼女だけど、ここに
来て寧ろその辺のサバサバした態度の中にある子供に対する
視線が暖かくなって良い感じのドラマになった。

元一は光太がすぐに母親の元で暮らす事が出来るように準備を
整えることと、嫌われるような事をして別れればその分、
子供の生活環境の引き継ぎが容易に出来ると考えたようで、
独り立ちさせる為の行動は悪くなかったけど、後者は美月が
語るようにちょっぴり勘違いが甚だしく、子供はどんなにして
も父親を嫌いになるのではなく、父親から嫌われたと思って
しまうとしてアドバイスするところなど、まるで子供が居るよ
うな口ぶりじゃないかと思いつつも、元一の近くで上手く軌道
修正させるような人物が居ることで、上手く構成させた感じ。

これまで短い期間だったけど、それなりに絆を覚えるような楽しい
暮らしをしてきたのも明らかだし、皮肉なものだけど、貧乏暮らし
と称して、公園での暮らしとか、倉庫での暮らしとか、子供にとっ
ては意外と楽しさとして記憶されてしまったりするんだろうね。

展開としてはベタ過ぎるものが有るけど、気になるのは寧ろ
残りの話の中で何を描いていくのかという事なのかも。

子供が一人で何でも出来るようになっている姿を見て、
少しは紗世子も元一を見直すのかな。

しかしジオラマとかすごくかさばって今後宿無しとなるであろう
元一にとっては邪魔くさそうだ。