Oh,My Dad!! (2013年7月期・フジ・木曜22時枠) 脚本 - 安達奈緒子 音楽 - 吉俣良 プロデュース - 増本淳 演出 - 河野圭太、葉山裕記、加藤裕将 主題歌 - GReeeeN「愛し君へ」 http://www.fujitv.co.jp/ohmydad/index.html

第9話 ママ心配しないで…小さな胸を痛めて
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調停が成立し、光太は母が住む長野の日精電工の社宅に住む
ことになった。月に一度の面会日が設定され、元一は9月7日
の面会日を楽しみにしつつ、仕事でのインターンシップも
いよいよ佳境となり、現状では50人中17位の成績・評価である
ことを知る。最後の課題でも東京トレーディングショーにて
インターンたちには飲食物を担当してもらうとして、10人1組に
なって飲食物の開発をすることになるが・・・

光太と元一が会えないであろうことは明らかで、壁として
目の前にはだかるのが仕事であることも明らかである。

携帯、メールが全盛の中、連絡方法を取る方法はいくらでも
あるだろうに、手紙だとする辺りがまた作者が意図する
ところなのだろうけど、手紙だからこそ嘘・偽りたくなる
ものが有ったり、実際に会った際にはごまかせないところも
有って本当の気持ちをぶつけるところなど、その辺のギャップは
上手く出来ていた。

アナログ的演出と言えば、今時ならば携帯に写真を入れておくも
のだろうに、写真としてサイフの中に入れているという元一と川辺
の姿は暖かさを生んでいるところも確かで上手く出来ているのかな
という感じ。

自分が嘘をついて報告しているのだから、子供もまた嘘をつい
ていると考える反射的な流れも面白く出来ているし、
子供のことに繊細になったかと思えば、時に子供の気持ちが
分からず、美月から子供がパパに会いたくない筈はないと語る
辺りの段取りは、第三者からみた貴重なアドバイスなんだろう
ね。

グローブを買ったかどうかを尋ねる事になるけど、紗世子に
電話での応対の仕方が冷めた感情で"買ってないけど何で?"
という語り口のトーンが、イチイチ電話してくんな的対応が
見て取れてなんとなくリアルっぽさが出ていて笑えた。