お天気お姉さん
(2013年4月期・テレ朝・金曜23時枠)

脚本 - 大石静
演出 - 片山修、植田尚、田村直己
プロデューサー - 中川慎子、山本喜彦

http://www.tv-asahi.co.jp/otenki/




 

第8話 最終章!!ミイラになった女子大生
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ある朝、太陽が3つ見えるという幻日が目撃される中で、
六本木の高層マンションで扼死された遺体が発見される。
その遺体はなんとミイラ化された状態で発見され、現場を
目にした晴子は、ミイラ化する条件は高い気温と低い湿度、
何よりも風通しがよい状態でなければならず、現場は真逆の
環境に有る事を指摘する。そんな中で、遺体は三雲の大学時代
の同期で現在時期ノーベル賞候補と呼ばれる天川教授の
教え子の大学院生であることを知る。

元々地味な服を好んで着ていたとする被害者が赤いワンピース
を着ていたとする意外な一面が披露され、それが捜査の着眼点
となるというのは悪くは無い流れだった。
ただミストスクリーンを利用してわざわざ遺体を学生達に見せ
ようとする意図がまるで分からず、遺体が発見される前ならば
アリバイとして利用されそうな感じだけど、単なる晴子への
挑戦状だけで行っているとしたならば相当違和感が有るな。

ミストスクリーンと光の屈折の関係である幻日の存在を興味深く
抽出したものでは有るけど、その流れはイマイチ事件自体
からは遠い所で回っているような感じも受ける。

週刊誌に晴子と警視庁の捜査の関係が取り上げられたことで
青木と逢いづらい状況を生む辺りの流れは面白く出来ているし、
三平の過去が描かれたことで、事件以外の流れは興味深く
作られている。
着ぐるみを着てテレビ局から出てくる晴子の流れを含めて
テレビ局周りの流れも相変わらず楽しい作りになっていて、
その辺の人間関係、人物描写は相変わらず楽しいな。

あらゆる気象条件は科学で生み出すことが出来て、将来的には
天気予報というものが必要無くなるとする晴子との対立点は
面白いものだと思うけど、天候を笑うものに天罰が下されるで
あろう辺りは、なんとなく想像に難くない。

科学者が直感を信じるのか?
真理は直観の世界に有り、その直観に従い後から解明するのが
科学者の仕事だとする主張のやりとりもまた興味深く出来て
いたと思う。

死んだ人は怖くないとする晴子の主張が三平と同じである関係も
また二人の関係を現している感じだね。

安倍晴子 …… 武井咲 (お天気キャスター、陰陽師の末裔という噂)
青木豪太 …… 大倉忠義 (警視庁捜査一課の新人刑事、安定志向)
三雲三平 …… 佐々木蔵之介 (監察医、独身。20年以上、遺体と向
き合ってきたベテラン)
橋本茜 …… 佐々木希 (女子アナ、朝の情報番組『モーニングZ』)
原口蘭 …… 笛木優子 (「モーニングZ」のプロデューサー)
遠藤壮一 …… 丸山智己 (警視庁捜査一課刑事)
八木圭司 …… 川島潤哉 (警視庁捜査一課刑事)
蜜代 …… 壇蜜 (晴子の下宿先のスナック「蜜の味」のママ)
古谷黄子 …… 内藤理沙 (女子アナ。「モーニングZ」の新人MC)
土屋みどり …… 野村麻純 (女子アナ。「モーニングZ」の新人MC)
加原陽一郎 …… 近江谷太朗「モーニングZ」のMC
染谷誠二 …… 野間口徹 (「モーニングZ」のお天気担当ディレクタ
ー)
中島 …… 鈴木伸之 (「モーニングZ」のフロアーAD)
澄乃 …… 梅舟惟永 (「モーニングZ」のメイク担当)
岩本 …… 河野直樹 (「モーニングZ」のAP)
黒沢すみれ …… 西田奈津美 (「モーニングZ」のAP)
亀岡巧 …… 高知東生 (警視庁捜査一課刑事)
少女期の晴子 …… 山田萌々香

柴崎真人、西澤勉、西洋亮

天川聡 …… 北村有起哉 (慶陵大学理工学部地球環境学科主任教授)
岩下陽子 …… 岡野真也 (26歳、地球環境学研究室大学院生)

森村 …… いせゆみこ (大学生)
西尾 …… 田村健太郎 (大学生)

小村裕次郎、辻川慶治、岡野友信
新貝文規、ふたむら幸則、山下鰈

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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