おトメさん
(2013年1月期・テレ朝・木曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:山田兼司、清水真由美
演出:本橋圭太、星野和成
脚本:井上由美子

http://www.tv-asahi.co.jp/otomesan/





第4話 姑が嫁に追い出される日
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息子の嫁の李里香が結婚前にウェイトレスとして働いていたので
はなく水商売をしていた事を知って、麻子は家族の前でその事実
を話す。しかし麻子の訴えとは逆に、夫も息子も李里香の事に
理解を示し、寧ろ麻子が夫婦の問題に土足で踏み込んだと非難
する。それでも麻子は幸せの為に息子に、ホントに彼女と夫婦
生活をしていくのかと訴えかけていく。
そんな中、会社では夫の博行が役員会議でほぼ取締役になる事
が社長の口から発表され、更には宣伝を手掛けている映画
ベッケル監督の「マイファミリー」がプロヴァンス映画祭で
受賞する可能性が高くなったという。このままでは不味いと
感じた一条は、博行の自宅で受賞式を見守らないかと提案し、
博行の出世を阻止しようとする。

文句を言い出すとキリがないドラマだけど、姑が常識を振りかざそう
とする度に空回りし、自らの首を絞めていくという展開は面白く
機能している。

子供の為、家を守る為に懸念すべきことを一つずつ排除しようと
する姑の行動と、何も考えていない様で、実際には姑などよりも
余程現実的な対応を見せている嫁が若さを振りかざして、姑を
孤立無援の場へと引きずり込んでいく様はとても面白い。

失踪したくなる原因もそんな姑の事情と相まって、福本幸介失踪
事件と結びつけている感じはする。

ただ居場所の無くなった姑にちょっぴり気の毒さを感じながらも、
相殺するかのような憎たらしさも存在するので、今のところそんな
に誰か特定の人物に肩入れするだけの要素が無い感じがしてくる
ところが不利な点かも。

細々としたエピソードが、やがて失踪事件の流れに集約し始め
てくるとまたドラマとしては興味深い所に持ち込まれそうだけど
それまでには暫く我慢すべき所が有るのかな。

水商売の件でも、心に余裕が有る時には許容できるものとして存在
しているけど、いつかその蟠りが相手を傷つけてしまいそうだね。

水沢麻子 …… 黒木瞳 (50歳。主婦)
水沢李里香 …… 相武紗季 (26歳、水沢家の嫁。)
水沢博行 …… 石田純一 (55歳、麻子の夫。映画会社の宣伝部長)
水沢優太 …… 郭智博 (24歳、麻子と博行の一人息子で、李里香の夫)
呉竹次郎 …… 大地康雄 (57歳、警視庁捜査一課の刑事。)
梶原美由紀 …… 鈴木砂羽 (43歳、スーパーで働くパート主婦)
梶原うめの …… 冨士眞奈美 (美由紀の姑)
梶原卓 …… 大浦龍宇一 (美由紀の夫)
梶原正樹 …… 巨勢竜也 (息子)
梶原春海 …… 石井心愛 (娘)
一条真哉 …… 神保悟志 (映画配給会社)
早瀬まるみ …… 臼田あさ美 (映画配給会社)
東野誠 …… 津村知与支 (映画配給会社)
北村満智子 …… 奈美悦子 ("キリマンジャロピクチャーズ"博行の上
司)
水沢正江 …… 高田敏江 (麻子の姑、二年前に他界)
林真彦 …… 片岡信和 (駒込東署の刑事)
海野聖子 …… 富永沙織 (近所の住民)
福本幸介 …… 市川勇 (55歳、東京都庁勤務、行方不明に)
大竹寿志 …… 村上大樹 (優太の上司)
川村のりえ …… 逢沢りな (カフェ店員)

渋川清彦、玉置孝匡、グレゴリー・ジャビル、武内絵美 (アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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