おトメさん
(2013年1月期・テレ朝・木曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:山田兼司、清水真由美
演出:本橋圭太、星野和成
脚本:井上由美子

http://www.tv-asahi.co.jp/otomesan/





第9話 告白します
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

ようやく李里香の過去の全て明らかになり、福本との関係に
於いても共謀ではなく、福本が妻に対して復讐しようとして
いた事で李里香への嫌疑が全て晴れる。そんな中、麻子は李里香
に対して、自分が2年前に姑の事を殺害したのだとして、告白
し始める。

なかなか身内であれ本音で語り合えずにいるところを李里香と
いう人物を通して、正常な家庭の姿に引き戻していくという過程
はそれなりに上手く描かれていた。土足で踏み込んでくる李里香
が当初は癖がありすぎたけど、他人だからこそ無責任にも本音
で語れるのものだろうし、小さなコミュニティの中で、立ちゆかなく
なっている問題を彼女が上手く問題を提起し、それぞれに自覚を促し
ていくところは面白く出来ていたと思う。

基本的に問題の発端はコミュニケーションの不足であり、そして
何でも言い合うことの出来ない関係性にあるのだろう。
これは日本人が持つ慢性的な問題なので、比較的に共感のしやすさ
も有った。

前回のドラマの中で、麻子が李里香の中に有る強さに惹かれた
事を口にしていたけど、もうこの家を支配するだけの貫禄を
身につけているのかなと思わせる程、頼もしい姿が有ったね。

ただやはり肝心の刑事との絡みや、李里香の怪しい過去を通して
福本との関係はちょっぴり不発に終わった感じがするし、
何処かスッキリとしない所も有ったのは残念だった。

一番グダグダしたのは息子の優太かも。
なんだか最後までハッキリしない人物で、正直者だと思っていたら
ただ我慢していたんだと言い出すし、キャラクターとしては掴み
処もなくフニャフニャっとしていた感じ。

水沢麻子 …… 黒木瞳 (50歳。主婦)
水沢李里香 …… 相武紗季 (26歳、水沢家の嫁。)
水沢博行 …… 石田純一 (55歳、麻子の夫。映画会社の宣伝部長)
水沢優太 …… 郭智博 (24歳、麻子と博行の一人息子で、李里香の夫)
呉竹次郎 …… 大地康雄 (57歳、警視庁捜査一課の刑事。)
梶原美由紀 …… 鈴木砂羽 (43歳、スーパーで働くパート主婦)
梶原うめの …… 冨士眞奈美 (美由紀の姑)
梶原卓 …… 大浦龍宇一 (美由紀の夫)
梶原正樹 …… 巨勢竜也 (息子)
梶原春海 …… 石井心愛 (娘)
一条真哉 …… 神保悟志 (映画配給会社)
早瀬まるみ …… 臼田あさ美 (映画配給会社)
東野誠 …… 津村知与支 (映画配給会社)
北村満智子 …… 奈美悦子 ("キリマンジャロピクチャーズ"博行の上
司)
水沢正江 …… 高田敏江 (麻子の姑、二年前に他界)
林真彦 …… 片岡信和 (駒込東署の刑事)
海野聖子 …… 富永沙織 (近所の住民)


小暮邦明、ふるかわいずみ、浅田光

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system