斉藤さん2 (2013年7月期・日テレ・土曜21時枠) 原作 - 小田ゆうあ 脚本 - 土田英生 演出 - 久保田充、吉野洋、岩本仁志 統括 - 神蔵克 チーフプロデューサー - 大平太 プロデューサー - 福井雄太、西憲彦、難波利昭、佐藤毅 音楽 - 池頼広 主題歌 - 浦江アキコ「季節の中で」 http://www.ntv.co.jp/saito-san2/

第3話 襲われた子供達！！疑うよりも信じる心
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子供達が学校を行き来する河川敷沿いの通学路内で、花火を
している若者たちが、大騒ぎして子供たちにその花火が
ぶつかることになる。その中には斉藤の息子・潤一や
美侑、雄司、大和などがいたが、大和は母に対して高校生の
仕業だと話した事で、玉井は稲作の際に一悶着有った
大鷹高校の生徒たちだと感じて、高校に電話してしまう。
一方斉藤さんはコンビニ前で屯している優里と妊婦・冴を
見て通行の邪魔だとして注意しつつも、二人が良い友達で
ある事を知って、声をかけていく。
通報された高校生たちは斉藤が自分たちがやりもしないことを
通報したのだとして、怒りに振るわせていくが・・・

まぁ稲作の時にあれだけの事をしたのだから、それなりのレッ
テルを貼られても仕方がないとは思うのだけど、相変わらず
斉藤さんが直接危害を加えられるというシーンが今回、益々
痛々しく描かれた。

高校生と大人が互いに誤解し合っているという今の関係性なり
状況は面白いと思うし、あの高校生集団よりも更に凶悪な人物が
いるということで、両者の間に共通の敵を持つ事で、繋がりを
持つ可能性は示唆されている。

斉藤さんがどの人物から仲良くなっていくのか。
1話のエピソードの感想の時にも書いたけど、既に凝り固まって
いるコミュニティ・集団に対して、どう接して、どう切り崩して
いくのかは楽しみなところだ。街にはいろんな世代の人、
いろんな考えの人がいるので、意見を違えるというのは当たり前
なのだけど、話合いもせずに封じ込めようとすることが
正しいのかどうかを精査していく流れで、ドラマとしてはなか
なか面白くなっている。

ただキャラクターを作りすぎているところが気になり、
異常なし警官にしても、摩耶にしても、何処か現実離れした
コミック的に思考しか持ち合わせていない感じにしか見えない
所も有る。

前回と全くパターンは同じで、意気投合していたハズの
摩耶が、斉藤と意見が異なるという理由だけで冷たくなり
勝手に孤立していく中で、リスペクトしている斉藤の部分的
な一面だけをもって、自分の中に取り込んでいこうとする
姿が有った。
摩耶が斉藤さん的行動を見せればそれだけで斉藤さんの
負担は軽減されるので悪くは無いけどね。

大人の対応が悪いというのは分かるけど、この手の問題は
なかなか一筋縄ではいかないものだね。