斉藤さん2 (2013年7月期・日テレ・土曜21時枠) 原作 - 小田ゆうあ 脚本 - 土田英生 演出 - 久保田充、吉野洋、岩本仁志 統括 - 神蔵克 チーフプロデューサー - 大平太 プロデューサー - 福井雄太、西憲彦、難波利昭、佐藤毅 音楽 - 池頼広 主題歌 - 浦江アキコ「季節の中で」 http://www.ntv.co.jp/saito-san2/

第10話 斉藤さん最後の敵は子供達！正義の衝突
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潤一たちが通う学校では10歳になる頃に、1/2成人式の式典
を行うことになっていた。しかし教師は生徒たちが親に向けて
書いた作文に関して、不適切な言葉だと思われる言葉を添削
し、勝手に書き換えることに違和感を唱える子供たちは、
式典をボイコットしてでも自分たちの言葉を伝えたいことを
告げ、教室に立て籠もりを開始する。

斉藤さんも含めて大人で有っても誤りがあるということ。
大人でも子供に教えられることがあることを端的に描いたもの
で、斉藤さんの闘魂が注入されたものたちが斉藤さんに対して
逆に恩返しの意味も含めて、その主張をフィードバックさせる
というエピソードだった。

エピソードの意図自体は悪くはないと思うが、作文に於ける
やりとりの中で、添削する程の文章なのだろうかという疑問
が有ったり、まるで取り合おうとしない教師の存在が相当
違和感が有ったので、少々乗り切れない部分も多かった。

摩耶が斉藤色に染まったことと、斉藤もまた摩耶の影響を
受けるという相互作用が描かれ、さらには、町全体が斉藤さん
によって色が変えられたような感じはよく現れていたし、
斉藤さん自身も居場所を見つけていく物語なので、紆余曲折が
描かれながらも、しがらみを打破する為に外部からの人間に
結果的に改革を託した格好となり、上手いこと歪な関係・地域性
を打破していったのかなと思う。

最後には斉藤さんの夫である雪彦さんが登場するのかなと思った
けど、残念ながらそれもかなわず。
どの人だったのか分からないけど、クレジットからすると最後
は脚本家の土田英生さんも出演していたのか。