サキ
(2013年1月期・フジテレビ・火曜22時枠)

脚本:渡辺千穂
演出:今井和久
プロデュース:豊福陽子、遠田孝一、浅井千端
主題歌:主題歌「Catch Me -If you wanna-」東方神起

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2012/i/121130-i155.html





第6話 弱者の逆襲!追い詰められた悪女
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隼人は以前サキに対してストーカーのようにしてつきまとって
いた中川が、自殺していた事実を知る。しかも話によると、
死ぬ直前までは自殺しそうもない位に円満な生活を送っていた
との話から、野村と似たような状況に思え、そして全てはサキ
の周りで起きている事に疑問を抱いていく。果たしてスイッチ
を押しているのはサキなのか否か。

サキのスイッチによって影響を及ぼすモノが自殺だけでなく、
他人に対する暴力性も有るという事で、そのバリエーションを
示した格好だった。

隼人の目の前で本田の事を励ましている姿を見て、とりあえずは
疑いを持ち始めた隼人の視線を回避する事に成功したけれど、
サキが狙いを定めている相手に共通性があるのかどうかがよく分
からず、どうしても焦点が定まっていない感じ。

刑事も捜査すれば、亡くなった人物の人間関係の共通性を見出す
事は出来るハズなので、捜査に動いて欲しい感じもするが、
とりあえず目撃者や関係者が動く事に期待するしかないか。

張り詰めた感情を持つ人物を暴走させる事が如何に簡単なのか。
マインドコントロールのような形で人の心に入り込んでくる
サキの職業が看護師だという設定は上手い気がする。

サキと飲んでいた隼人が急に酔いが回り始めたけど、出来れば
薬を盛ったなりのシーンを挿入して欲しかった。

サキの中での感情もまたあふれ出そうになっている所がまた
何とも言えず、サキに対するスイッチは、「家族」「両親」の
話なのかなと思うと、隼人がよかれと思って語っている両親の
話が毒にも薬にもなりそうな感じがして、何とも言えないもの
が有るね。

スイッチが入った時の視線の変わり様を現すカットの挿入が
上手く描かれ、岡田義徳くんが二段階・三段階に変化していく
ところがまた興味深く描かれた。今回くらいのドラマがあれば
退屈なく見ていられるのかな。

隼人の姉への気持ちが何なのか。
野村のエピソードと被る一面が有り、そんなものなのかなと
思う所があるかも。

殺されるべくして殺されてしまった花岡がまたなんとも言えない。
そしてようやく和繁の名字が明らかになりましたとさ。

網浜サキ …… 仲間由紀恵 (病院の小児科で、看護師)
新田隼人 …… 三浦翔平 (大手雑誌社の記者)
濱田直美 …… 内田有紀 (大手雑誌社勤務。隼人の上司)
須藤和繁 …… 庄野崎謙 (ワインショップで働いていてる)
野中百合香 …… 黒川芽以 (隼人の彼女。OL。明るくて、しっかり)
良太 …… 鎌苅健太 (サキの働く病院の看護師)
野村康介 …… 萩原聖人 (人権派弁護士。浦ヶ浜法律事務所)
岩城利也 …… 石黒英雄 (大手雑誌社勤務。隼人の同僚。)
須藤繁之 …… 高嶋政伸 (サキの勤める病院の理事長)

堀江 …… 滝沢涼子 (サキの先輩看護師)
中川肇 …… 姜暢雄 (31歳、株式会社ITゲート代表取締役社長)
依里 …… やない由紀 (看護師)
母 …… 朝加真由美 (新田の母、6年前死亡)
父 …… 加門良 (会社が傾き、サキを捨てる)
須藤恵 …… 富田靖子 (理事長の妻)
本田典史 …… 岡田義徳 (32歳、日整空調管理空調整備員)

花岡 …… 渡邉紘平 (日整空調管理空調整備員)
武藤 …… 河野直樹 (日整空調管理空調整備員)
道子 …… 伊藤麻実子 (日整空調管理空調整備員)
課長 …… 山崎大輔 (日整空調管理空調整備員)

森岡豊

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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