サキ (2013年1月期・フジテレビ・火曜22時枠) 脚本:渡辺千穂 演出:今井和久 プロデュース:豊福陽子、遠田孝一、浅井千端 主題歌：主題歌「Catch Me -If you wanna-」東方神起 http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2012/i/121130-i155.html

第7話 母へ…明かされる“悪女”の履歴書
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サキは偶然を装い出会った本田との関係を縮めて、あなたに
変わる存在はないとしながら、自分の価値をもっと周りに知る
為にも自分を出すべきだとして吹き込んでいく。性格が突然
変わった本田はこれまで散々いびり倒してきた先輩社員を
殴り意識不明の重体に陥らせる。
一方サキは次なるターゲットである須藤家に取り入り、スイッ
チを押すべき少しずつ迫っていく。

隼人が姉への複雑な気持ちに揺れる中で、サキは虎視眈々
と次のターゲットに向けて動き始めた感じの内容だった。
サキが隼人に、本当の姉弟ではないとしていたけれど、
母に会おうとしていたであろう事を考えると血のつながり
こそあれ、血のつながりだけが姉弟を表すものではないと
することを言いたかったのだろうか。ただそのサキの主張
も育ての親との関係を見ると、微妙に矛盾している感じが
するんだけどね。サキと育ての親との間には一体どんな
事情やわだかまりが有ったのだろうか?母親はやっぱり血の
繋がりのなくサキとの間に溝があるとして嘆いていた様にも
見えるけれどね。

人の中にはいろいろなスイッチが有りそうだ。
まるで体中に存在するツボの様に、その人それぞれの特別な
キーワードが存在する。サキの中でも何らかのスイッチが
押されたであろう事は疑う余地もなく、それが今回描かれた
という事なのだろう。

生みの母が倒れた流れは、単純に病で倒れたのかそれとも
殺人事件だったのかイマイチよく分からなかった。
そして今回そのターゲットの共通項がその母親の倒れた時
にこそ集中して存在しているのかと思ったけど、未だにその
事実は絵として現れていない。

須藤家の事情に入り込み、繁之の感情を揺るがすところは
面白い描写だとは思うのだけど、繁之は結局サキに何を求めて
いるのだろうか。そしてサキがそれぞれの家庭の事情を詳しく
知るに至る辺りの課程は描かれていくのか。

血のつながりに何の疑いもなく信じている人を見ると虫ずが
走るとするサキだけど、それに該当するのは隼人と須藤家だけの
様に見える。本田や中川もそんな血のつながりに悩む不遇な
一面が有ったのだろうか?

人を言葉で巧みに操るという意味では、本田との決着の付け方
は計算高くて面白いんだけどね。当然サキに向けられるであろう
本田の執着心を見事に断ち切っている訳だし、彼の中では
サキは女神のままで存在し続ける限りは、サキに対して害を
及ぼさない事は明かだろうしね。

冷凍庫に入っていた肉が変わった気がするんだけど、撮影する
間に古くなったので食べてしまったのか。