SUMMER NUDE (2013年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本 - 金子茂樹 音楽 - 岩崎太整、高見優 主題歌 - 山下智久「SUMMER NODE'13」 プロデュース - 村瀬健 演出 - 石井祐介、宮木正悟、金井紘 http://www.fujitv.co.jp/SUMMER-NUDE/index.html

第4話 好きになってるじゃん、私
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朝日はようやく香澄との事に一区切りし、借りっぱなしで
いたDVDの返却をする。それを知った波奈江は喜びで涙する中
更に朝日から写真を撮る約束を果たすと言われて有頂天になる。
そんな中、海岸には子供連れの親子がやってきて写真館で
写真撮影を依頼してくる。話を聞くと、なんと息子の雄太は
手術を控えている身であり、思い出の作りのために訪れたと
の事だが・・・

ようやく霧が晴れた感じのする朝日だが、"山"Pが動いたことで
周りで見守っていた人物たちの心情も少しずつ揺り動かされて
いく。

この手の行楽地で必要なのは、またこの土地に来たいと思わせる
事だよなぁと思うと、今回の子供とのエピソート、子供の親子
へ与えた影響力は多大なもので、きっとまたこの土地に来る
であろう事は伺える。地元の人たちはまさにこういう行動を
取っていく必要が有るのだろうね。

海辺での和気藹々とした様子は如何にも月9っぽくて良かった
けど、逆にそれっぽ過ぎてやや臭い感じがするのは否めない。

いざ気持ちが溶解した訳だけど、待っていた時の気持ちのまま
相手の事を思い続けられるのか。実は相手の事を待っている
自分に酔って居るだけで、時間の流れと共に潜在下では
別の気持ちが植え付けられているのではないかとする不安感
が無い訳では無い。

また朝日が夏希に美味しい焼きそばだとしたり、成りゆきから一緒
に一晩を過ごすことによって少しずつ相手を意識していく過程は
上手く描かれている。

一気にドラマが進展して、いろんな所で恋の予感って感じ。
そのどれもが一方通行って感じだし、今まで主人公周りの
エピソードに絡んでこなかった人物さえも取り込んで、大きな
流れが出来ている感じだ。

細かいネタも面白いね。
孝至と夏希の敬語ネタも笑えたし、ビーチメガネ探しネタ。

ビデオ屋はやっぱり朝日の延滞金で持っていたんだ!とか、
10年後も私たちこんな風に遊んでいるのだろうねという波奈江
の天然っぷりは如何にも世間知らずのお嬢様って感じだ。

"人は勇敢である限り、you canである"
その内、20年、30年後のドラマのセリフなんかで引用されていきそう
だな。