SUMMER NUDE (2013年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本 - 金子茂樹 音楽 - 岩崎太整、高見優 主題歌 - 山下智久「SUMMER NODE'13」 プロデュース - 村瀬健 演出 - 石井祐介、宮木正悟、金井紘 http://www.fujitv.co.jp/SUMMER-NUDE/index.html

第5話 友情と恋…あなたはどちらを選びますか
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朝日は香澄との関係にようやく踏ん切りを付けて前へと進もう
としていた。その相手は何時の時も傍に居てくれていたとする
波奈江だとして、誰もが既成事実のように語る中、朝日の中で
も彼女の好意に対して答えていきたいとする気持ちが有るが、
いざ花火大会の時に告白しようとそこには・・・

どうしてもこの手のトレンディドラマは楽しい時、苦しい時
の両極端ばかりをすくい取って描いてしまう。
10話スパンの日本のドラマなので仕方がないのだけど、各々
の深い心理状況を描いているように見せかけて、実際には予定
調和なストーリーラインをなぞっているようにしか見えない
ところに繋がっていく。

問題は朝日の前に現れた香澄が、周りに及ぼす影響がどの程度
訪れるのかが未知数であり、このドラマの構図からすると、
一人の恋愛関係が崩れると連鎖的に恋愛が上手く行かない
状況も考えられ、各々んが思い描いている恋愛の形がまるで
砂の城のような見た目は美しくとも関係は意外に脆い部分が
有ったりするようで、心配するところである。

朝日と波奈江の関係が良好である事は明らかだけど、これまでの
事全てを知る波奈江よりも、しがらみのない夏希との付き合い
の方が気楽だというのも分かる。

郷土愛によって関係が結ばれ過ぎていると、周りからは羨まし
いばかりの関係性を取り上げられるけど、実際には身動きが
取れず窮屈だったり、自分の本当の心情が見せられなくなると
ころもあるんじゃないのかな。

花火大会に告白すると・・・なんて如何にもな伝説作りを
演出して、告白したのは波奈江に対する気持ちではなく、
打ち上げられた花火に込められたメッセージ性の方なんだろ
うね。