東京バンドワゴン〜下町大家族物語
(2013年10月期・日テレ・土曜21時枠)

原作:小路幸也
脚本:大森美香
音楽:金子隆博
チーフプロデューサー:伊藤響
プロデューサー:池田健司、原藤一輝、秋元孝之
演出:狩山俊輔、菅原伸太郎
エンディング:「サーチライト」(SALTMODERATE)

http://www.ntv.co.jp/bandwagon/




 

第10話 笑って! 涙にサヨナラ! ありがとう!!
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我南人が喉頭がんであることを知るが、彼は死ぬ直前までは
歌を歌いたい事を告げ手術は受けない事を語る。
我南人の元にはエアメールが届いていたが、それは我南人に
アメリカツアーへの同行を打診するものである事を知る。
掘田家は我南人を除いた家族会議になる。我南人の父・勘一
はアイツの生き方故にやりたいようにさせたい事を語る。
青は母親が亡くなった時のように暗くなっている家族の様子
を心配して盛り上げる。
しかしすずみは、我南人の治療に関して、家族は言葉とは反対
の意見であることを察して、我南人本人に治療を受けて欲しい
事を告げる。
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いよいよ最終話ってことなのかな。

メインは我南人がガン治療の件でどういう態度を見せるのかと
いうことと、青が実家の家業を継ぐのかどうかということ。
またドラマでは藍子がマードックから海外で個展を開かないかと
誘われたことで、それに応じるか否かという事と、藍子を巡る
マードックと藤島の争いがメインだったのかな。

ただそんな中でも新たなエピソードとして、祖母が探していた
出版本・紀行文のネタが新たに挿入された。GHQに摂取された
ものだということで、祖母にとっては死ぬ前に成し遂げたいこと
の一つだったということを、偶然ながらも孫が見つけ出していく
というもの。

少々各々のキャラクターのエピソードが散漫化してしまい、
見ているものとしては、青と母親の和解みたいなものを期待して
いたのだが、その期待は大きく外れてしまった感じ。

ただこれまでラブを唱えてくれた我南人に対して、ラブ注入の
倍返し的展開を用意していくということで、家族が如何に
父親の存在を必要としているのかを訴えた感じかな。

祖母のエピソードはばっさりと切って構成しても良かった感じで
未消化な感じは否めない。結局強盗の流れもとって付けたような
エピソードでイマイチだった。

ドラマでは更に2人の子どもが生まれるということで、楽しい
大家族状態なんだけど、寧ろ住む場所はあるのかみたいな心配
をしてしまうな。

前にも書いたかも知れないけど、出来ればこのドラマは、
平成の「サザエさん」みたいにして欲しかった。

堀田青 …… 亀梨和也 (次男、我南人と愛人の子、フリーの旅行添乗員)
堀田勘一 …… 平泉成 (祖父、古本屋「東京バンドワゴン」3代目店主)
堀田サチ …… 加賀まりこ (祖母、他界)
堀田我南人 …… 玉置浩二 (藍子・紺・青の父親。ロックミュージシャン)
槙野すずみ …… 多部未華子 (隅田川女子大学生)
堀田紺 …… 金子ノブアキ (長男。フリーライター)
堀田亜美 …… 平愛梨 (紺の妻。元国際線キャビンアテンダント)
堀田研人 …… 君野夢真 (紺・亜美の息子)
堀田藍子 …… ミムラ (長女。シングルマザー。日本画家)
堀田花陽 …… 尾澤ルナ (藍子の娘)
藤島直也 …… 井ノ原快彦
マードック …… ジョナサン・シェア
ケンちゃん(健一郎) …… 光石研 (第一マンション管理人)
真奈美 …… 片桐はいり (小料理居酒屋「はる」女将)
祐円 …… ベンガル (勘一の幼馴染。神主)
LOVE TIMER …… 安全地帯

猫 …… 玉三郎 / ベンジャミン

甲幸光 …… 田中要次 (料理職人)
康円 …… 坂本真 (祐円の息子)
会沢 夏樹 …… 落合モトキ (玲井奈の彼氏)
大町 奈美子 …… 井上琳水 (功・法子の娘)
大町 法子 …… 西山繭子 (ケンの娘)
大町 功 …… 平沼紀久 (法子の夫)
茅野 …… 山田明郷 (刑事)
重松 雄太郎 …… 篠井英介 (京都の六波羅深書)

九太郎、下崎星凪、中嶋渚、酒井心葉

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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