とんび
(2013年1月期・TBS・日曜21時枠)

原作 - 重松清「とんび」(角川文庫刊)
脚本 - 森下佳子
音楽 - 羽毛田丈史
音楽プロデュース - 志田博英
プロデューサー - 石丸彰彦
主題歌 - 福山雅治「誕生日には真白な百合を」
演出 - 平川雄一朗、山室大輔、中前勇児

http://www.tbs.co.jp/TONBI/





 

第5話 さらば愛しき人
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旭が過去の経験を頼りに、由美と健介に対して、"秘すれば花"
作戦をして気持ちを伝えようとするが、裏目に出た事で別れを
切り出されてしまう。このままでは不味いと思った彼は、直接
思いを告げにいくと、健介の通う幼稚園で他の生徒と健介が
もめ事になっている事を知る。それを見て旭は中学時代の
野球部のエピソードを思い出していく。

海雲の死によって、最後に伝えるべきことを伝えた話だった。

海雲と安男の関係を見ていると、実の息子以上に安男を可愛がって
いる姿が有り、手のかかる子ほど可愛らしいという感じに思える。

照雲が叶えられなかった野球選手の夢を旭が引き継いでいたこと。
息子夫婦が孫を作れない事で、旭に対して、海雲の特別な気持ち
が存在していると事。旭としてもそれに応えたい気持ちが存在
していたであろう事を考えると、それがプレッシャーとして
現れていた事も伺える。
あまりにタイムリーなネタとして、体罰の問題が取り上げられた
けど、どういう処理の仕方をしていくのか気になった。

互いに考え方の違うし子育てに対する見解の違いもあるのだろう
が、誰もが自分の息子を甘やかせるものだとして、それで出来る
かどうか、そしてその気持ちが伝わるかどうかが今回の肝となった。

クズ嫁の存在があまりにも面白すぎて、狙いすぎにも思えるけど
あのメイクは無いだろうと小一時間。
ただこんな状況でも浅野ゆう子的ポスターネタを交えて、上手く
感動と笑いのネタを織り交ぜた感じがする。

市川安男 …… 内野聖陽 (父、とても家庭思い)
市川旭 …… 佐藤健 (徳田出版)
(3歳 - 五十嵐陽向、6歳 - 荒川槙、11歳 - 福崎那由他)
市川美佐子 …… 常盤貴子 (安男の妻、家族を求める)
坂本由美 …… 吹石一恵 (徳田出版)
六川進之介 …… 内野謙太 (徳田出版)
松本京 …… 本田翼 (徳田出版)
坂本健介 …… 黒澤宏貴 (由美の息子)

曽根崎幸恵 …… 加藤貴子 (美佐子のママ友。照雲の妻)
曽根崎照雲 …… 野村宏伸 (安男の親友、坊さん)
葛原鉄矢 …… 音尾琢真 (安男の後輩)
尾藤 …… ベンガル (カナエ水産・社長)
たえ子 …… 麻生祐未 (小料理「夕なぎ」)
曽根崎海雲 …… 柄本明 (薬師院・住職)
葛原の妻 …… 橋本真実
萩本 …… 高橋和也 (天ヶ崎通運・課長)
銭湯の番台 …… 青木和代 (潮の湯)
曽根崎頼子 …… 岩本多代 (海雲の妻)

山田春夫 …… 今村均 (安男の先輩社員)

永堀剛敏、堀聡志、松本さやか

林田 …… 林泰文 (健介の同級生の保護者)
卓也の父 …… 東根作寿英 (怒鳴り込んでくる)
山本卓弥 …… 大内田悠平 (旭の高校野球部の後輩)
別府 …… 中島翔太郎 (旭の高校野球部の後輩)
中田 …… 勇士武範 (旭の高校野球部の後輩)

山田健太、徳永淳、廣澤恵
せとうちかい、多田昌史、坂上君、田中拓希、中田晴大
葛西優大、斉田雅宏

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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