Woman
(2013年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 坂元裕二
演出 - 水田伸生、相沢淳
チーフプロデューサー - 大平太
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、大塚英治
統括 - 神蔵克
主題歌 - androp 「Voice」

http://www.ntv.co.jp/woman2013/




 

第9話 生きたい!せめてあと10年
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職場で小春の容体が悪化したことで2、3日の入院が必要だと
分かる。まだ感染した状態ではない為に、退院できるとする
が、紗千はなかなか小春の事情を健太郎に話せずにいたが
ついに全ての事情を話して、栞が信にしたであろうことも
語っていく。

今回残念ながら小春と紗千は骨髄に対して、一致するところが
無かったけれど、ドラマを見ているといくつかのパターンが
考えられる。まずは栞と小春が適合して助かるパターン。
もう一つは残念ながら助けられない事実を元に、栞が子供たち
を信や小春の変わりに育てていくという流れだ。

もちろん責任とか償い、自分のしたことを実感しているのか
どうか分からない栞に子供たちを任せることへの怖さは存在
するのだけど、人の命の重さを考えていくと、やはり命に
関わらせることが治療にもつながっていくのではないかという
感じがする。

また可能性としては、紗千の夫の件がどうなっているのか
気になるけど、生きているとしたならば、助けを求める可能性も
まだ存在している。

親子がゆっくりと歩み寄る中で、やっぱり許せないとする
気持ちと共に助けてほしいとする気持ちが同居していて、
母親を頼りにしている子供の姿を見ると、一瞬にして、二人の
距離感は縮まった感じもする。

少し物語が淡々としているけど、決して退屈な流れではないし、
二人がどの程度幼少期の共有する時間を覚えているのかどうかで
その絆というものを確かめる役割も果たしている。

問題の栞は完全に現実逃避モードなのか。
全く別の環境に身を投じたい気持ちも分かるけど、責任を果たさず
して前進することなど出来るのかという事を考えると、繊細な
栞のことだから、逃げても幸せはつかめなさそうだね。
ここに来て健太郎まで、なんで落ちたのか分からないけど
川に落ちたみたいだし、ちょっと不幸を重ねすぎているよな。

親が居なくなったり、病気になって初めて子供が大人として社会人
として自覚し出すという荒療治も有るので、そういうところに期待
するほかないのかな。

青柳 小春 …… 満島ひかり (27歳、シングルマザー、二児の母)
青柳 望海 …… 鈴木梨央 (6歳、娘)
青柳 陸 …… 橋來 (3歳、息子)
青柳 信 …… 小栗旬 (31歳・没)

植杉 紗千 …… 田中裕子 (56歳、小春の母)
植杉 健太郎 …… 小林薫 (58歳、紗千の再婚相手)
植杉 栞 …… 二階堂ふみ (19歳、紗千と健太郎の娘、美術)
蒲田由季 …… 臼田あさ美 (26歳、小春の友達)
蒲田 直人 …… 巨勢竜也 (9歳、息子)
蒲田 将人 …… 高田愛斗 (7歳、息子)

砂川藍子 …… 谷村美月 (25歳、研修医)
砂川良祐 …… 三浦貴大 (26歳、藍子の夫)
砂川 舜祐 …… 庵原匠悟 (息子)
澤村友吾 …… 高橋一生 (35歳、医者)
植杉真希 …… 柊瑠美 (栞の従姉)
中野 …… おかやまはじめ (都立渋谷病院)
藤田 …… 矢島弘一 (看護師)
松谷 高生 …… 井之上隆志 (51歳、生活福祉課生活保護担当職員)

吉田エマ、住田萌乃、荒川梨杏


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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