夜行観覧車
(2013年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作:湊かなえ
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
音楽:横山克
演出:塚原あゆ子、山本剛義ほか
プロデュース:新井順子
協力プロデュース:橋本孝
主題歌:「VOICE」AI

http://www.tbs.co.jp/yakoukanransya/





第8話 殺された父の本性!?許し合えない親子
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真弓は激しく暴れてガラス窓を割る彩花に対して、口をふさごう
としてカラアゲを口に押し詰める。気道を塞がれこのままでは
亡くなるという際に騒ぎを聞きつけたさと子が入って来てそれ
を止める。

さと子の街に対する拘りは分かるけど、遠藤家に介在していく
流れはこれまでの展開を見ている限りでは相当違和感が有った。
高橋家の騒動を見て心変わりしたのか、それとも止めることの
出来なかった後悔が彼女の中で意識を変えたのか。

高橋家の殺された旦那は出来過ぎな父だったので、何処か
冷たい優しさにも思えたので、慎司の主張にもある意味では納得
するものが有るけど、数話前から慎司の犯行説は固定化された
ままだし、まだまだ隠された真相みたいなものが有るのだろうか。
それと同時に出来過ぎた母・淳子の影の一面も今後見られていき
そうだ。

家庭を守りたいとする遠藤家と、兄弟の絆を訴える高橋家が
今後の試練をどう切り抜けていくのか。

人を殺すか殺さないかは理性が有るかどうかだと思っていたが、
本当は止めてくれる人が居るかどうかが大きいとする真弓。
本来ならばそれを止める役目を啓介がしなくてはいけない所
なのだろうけど、都合良いところで登場し、優しい父を演じる
啓介の姿が有る。

そんな啓介の中でも家族を守りたいとする気持ちが有る様で、
凶器の件で淳子と話し合いが行われていたシーンが挿入
されていたけど、逃げてばかり居る彼の主張は何処か軽いもの
があるね。

そして冒頭からテレビニュースで流れている学習塾の立てこもり
事件。未だに田中晶子家の事情があんまり描かれていないのが
相変わらず不気味かも。

遠藤真弓 …… 鈴木京香 (啓介の妻、彩花の母、両親が転勤族)
遠藤啓介 …… 宮迫博之 (夫、ヤマベ工務店、35年ローンで家購入)
遠藤彩花 …… 杉咲花 (一人娘、私立受験に落ちる)
高橋淳子 …… 石田ゆり子 (遠藤家の向かいに住む)
高橋慎司 …… 中川大志 (次男、清修学院中等部)
高橋比奈子 …… 宮崎香蓮 (長女、名門・清修学院高等部)
高橋弘幸 …… 田中哲司 (夫、整形外科医)
高橋良幸 …… 安田章大 (長男、京都大医学部を目指す)
田中晶子 …… 堀内敬子 (淳子の妹)
藤川瓦 …… 南圭介 (坂留警察署・刑事課)
結城哲也 …… 高橋克典 (坂留警察署・刑事課)
小林さと子 …… 夏木マリ (自治会婦人部の部長)
月岡朝子 …… 津村純子 (自治会)
村田志保 …… 吉田里琴 (彩花の友達)
佐伯南 …… 岡本夏美 (彩花の友達)
陽佳 …… 町田佳代 (彩花の友達)

安藤美千代 …… 長谷川稀世 (さと子の取り巻き)
倉井雅子 …… 大崎由利子 (さと子の取り巻き)
春崎修子 …… 長野里美 (さと子の取り巻き、シューズをプレゼント)
月岡朝子 …… 津村純子 (さと子の取り巻き)
三輪 …… 池谷のぶえ (スーパーの店員、万引きを目にする)
山村 …… 春海四方 (刑事)
小林 …… 田中清貴 (刑事)

弘中麻紀、いせゆみこ、村上愛香、小川あつし、羽根田陽一
吉田悠、前川茂輝、尾倉ケント、柴田秀一(アナ)
伊藤隆佑(アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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