アリスの棘 (2014年4月期・TBS・金曜22時枠) 監修：西田征史 脚本：��橋麻紀、池田奈津子 演出：塚原あゆ子、渡瀬暁彦、平野俊一 プロデュース：高橋正尚、高成麻畝子 主題歌：高橋優「太陽と花」 http://www.tbs.co.jp/alice2014/ 第10話 真実の残酷な棘−それぞれの光 -------------------------------------------------------- 有馬は娘・鈴の臓器移植のために海外に渡ろうとして空港に いるところを先に空港に到達した西門は明日美に対して、妹に 手をかけた有馬をどうしても許すことは出来ないとして明日美 に電話する。カッターを手にした西門は有馬の元に近づくが・・ 有馬は空港で亡くなって発見される。 有馬の妻・晴子は夫はチェックインすると行ったまま戻って こなかったと語る。鈴たちは再び病院に戻される中、置き忘れて 来たであろうバッグを手渡す。 院内でもまた聖林大学附属病院の医師が殺害されたとして 戦々恐々としていた。明日美は西門とまるで連絡が取れなく なり、有馬が殺される直前に交わした携帯での言葉を気に して、彼が有馬を殺したのかと思われた。 実家に戻る明日美は、そこで西門が父・和史の前で食事をして いる事を知る。 明日美は西門を部屋に連れて行くと、有馬を殺害したのはあなた じゃないよねと問い詰めるがそれを否定する。殺すつもりだ ったが、俺よりも一歩先に来た人物が殺害したのだという。 有馬の体内からは磐台が殺害された時に使用された筋弛緩剤 のサクシニルコリンが検出されている事を語る。同一犯によっ て殺害されたということは更に黒幕が居るのかとして、明日美 たちは頭を抱える。 -------------------------------------------------------- 明日美たちは有馬が"闇の手術"を行うラスボスだと感じて、 トドメを刺しにかかるが、そんな有馬もまた殺されて亡くなって しまう。磐台が殺害されたものと同じ薬剤が使われている ことからも別に犯人が居るように思われたが・・・ 「チームバチスタ」の変形バージョンのような医療サスペンス系 ドラマとなったけど、イマイチ妙味が足りなかったかな。 これだけ調べていたのに抜け落ちている情報があるという中に どれだけ説得力が有るのかどうかというところだろうね。 子供の命を巡って複雑な人間関係が存在した感じのエピソード。 過去に関わってくる子供たちは、子供を助けるが為に子供を 殺し、大人が大人の傷を癒すが為に子供を守るという不思議な 構図が色んなところで発生していたというもの。 確かに明日美の父は恨みの対象ではあるけど、基本的には 明日美たちのすることに対して、代替的役割りを果たしており、 明日美たちの手を汚さず、父親が全ての罪を背負った格好と なった。 ラスボスとしての存在というよりも、真相を知る人物として の登場という感じだし、やはり本当のラスボスは有馬だった とするのが妥当だろう。 皮肉だけど、自分の娘を助ける為に娘を手放し、そして明日美 の父や西門の妹を犠牲にしたけど、結局はそれだけした娘の 移植を阻止することにするのが和史だったということかな。 水野明日美 …… 上野樹里 (新人医師) 磐台悠真 …… 中村蒼 (小児科の研修医で、磐内教授の息子) 西門優介 …… オダギリジョー (新聞記者。妹の死に疑問) 千原淳一 …… 田中直樹 (大学病院の医師で准教授) 日向 誠 …… 尾美としのり (大学病院の顧問弁護士) 水野和史 …… 中村梅雀 (明日美の養父、料理店「バルカンパーナ」) 蛭子雅人 …… 六平直政 (看護師長) 磐台修一 …… 岩城滉一 (大学病院の医師で教授。優介の父親) 星野美羽 …… 栗山千明 (聖林大学附属病院の看護師) 峰岸健太 …… 竹場龍生 (磐台の担当患者) 小山内孝夫 …… 眞島秀和 (明日美の実父。15年前に死去) 有馬 毅 …… 國村隼 (移植外科教授) 田崎絢芽 …… 霧島れいか (手塚製薬MR) 岡村圭吾 …… 今井隆文 (医者) 谷 宏之 …… 白石朋也 (医者) 遠藤由香 …… 藤井武美 (看護師) 樋口杏奈 …… 福吉真瑠奈 (看護師) 安達さやか …… 横地尚子 (看護師) 新田早苗 …… 羽村純子 (看護師) 伊達理沙 …… 藤原紀香 (大学病院の消化器外科のエース) 23歳の西門 …… 安西慎太郎 14歳の明日美 …… 菊池和澄 西門 結衣 …… 庵原涼香 (優介の妹) 峰岸 健太 …… 竹場龍生 (心臓病を患う悠真の担当患者) 有馬 鈴 …… 藤原令子 (有馬の娘) 有馬晴子 …… あめくみちこ (有馬の妻) 慎太郎、鎌田英怜奈