ビター・ブラッド 〜最悪で最強の親子刑事〜
(2014年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 - 雫井脩介『ビター・ブラッド』
脚本 - 小山正太
プロデュース - 中野利幸
演出 - 金井紘、谷村政樹、長瀬国博
主題歌 - Mayday「Do You Ever Shine?」





第3話 魔王の登場
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鍵山は島尾と夏輝と共に犬のチャッピーの確保に全力を挙げる。
島尾は犬が苦手でどうしても触れられずに居る中で、夏輝は
無事確保する。長からの依頼で犬探しをしていた格好だったが、
重要任務だとして、妻子が旅行から戻るまで預かって欲しいと
頼む。犬を署内に連れて行くが逃げ回ってばかりいる犬を
見て稲本は夏輝に犬にGPSをつけておけと言われ、その装置を
手渡される。また犬用のゲージを買ってくるべきだと。

瞳のことを監視する貝塚は、彼女に接触。あなたの父・前田
修一を殺害した人物の手がかりが見つけられそうだという。
二人は喫茶店で修一の件で会話していた。修一は昔は島尾と
バディを組んでいたこと。

そんな中署内では瞳が何処に行ったのかと話題になり、情報屋
に遭うと言っていた事を語る。

夏輝はゲージを買いにホームセンターやペットショップに行く
中で、万引きをする少年・元気の姿を見つけ捕まえる。

瞳は貝塚から自分が修一の事件を知っているということを示す
為に彼は3発の銃弾によって倒れた事を語る。貝塚と父の関係
を尋ねると、自分を警察との橋渡しをしてくれていたのが修一
だったのだとし、恩返ししたいのだと語る。
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ついに修一殺害の実行犯だと思われる貝塚が瞳に接触する。
言葉巧みに殺害した犯人の情報を知っているとして、自宅に
連れて行くと銃を突きつけられ、監禁されてしまう。

今期のドラマ・つまらないと思っていた「ホワイト・ラボ」
今週の放送で立て直してきたのに対して、このドラマは未だに
くだらないところでドラマが回っている。

多分脚本家・演出家の好みなのだろうけど、まるで視聴者に
面白さが伝わってこないところが凄い。

ドラマとして殆どおらが村の駐在物語レベルの刑事たちが、
犬探し・犬の世話、万引きの解決を図り、その過程で、夏輝の
親子関係に対する父とのエピソードを通して改めて絆を
深めていくものだけど、それとはアンバランスな形で、
過去に於ける殺人事件と一連の爆破事件に於ける犯罪者を絡ませ
物語を核心に迫らせようとするところがなんともチグハグだった。

犯人にしても刑事にしても隙がありすぎて、唯一刑事らしいところ
を見せたのが、犯人からの電話がかかっているところを咄嗟の判断
で父親に電話の会話を聞かせたというところだろうか。

そもそも今回何故貝塚が表舞台に立ってきたのかまるで意味不明
であり、自分の存在を周知させたかったにしては、お粗末な
釣り方で、現役の捜査官を二人も捕まえていくのだから、驚く
べきものが有った。

脚本がダメだと役者の演技自体もへたくそに見えるのちが致命的。

そもそも夏輝はカレーライスを下手クソに作っていたけど、
これまで父親代わりに妹のことを育てていた経緯の中で
料理くらい作ったことはなかったんですかね。

犬の下りにしても凄くくどい。

20分以内にここに来い!!・・・タイムオーバー。
島尾に夏輝と瞳、どちらを殺すか一分以内に決めろ!!・・・タイム
オーバー。

で、タイムオーバーになりましたが、何か?みたいな。


佐原夏輝 …… 佐藤健 (新米刑事、「ジュニア」)
島尾明村 …… 渡部篤郎 (ジェントル)
鍵山謙介 …… 高橋克実 (班長。夏輝と明村の上司)
前田瞳 …… 忽那汐里 (新人女性刑事)
稲木俊文 …… 吹越満 (「チェイサー」(尾行の達人))
古雅久志 …… 田中哲司 (刑事。「バチェラー」(結婚願望))
富樫薫 …… 皆川猿時 (刑事。「スカンク」(口臭が臭い))
鷹野浩次 …… KEIJI (刑事。刑事ドラマおたくの情報通)

佐原忍 …… 広瀬すず (夏輝の妹)
滑川 …… 古川雄輝 (捜査第二係)
竹田 …… 敦士 (捜査第二係)
貝塚剛久 …… 及川光博 (犯罪者)
山村万智 …… 草村礼子 (ひったくりの被害者)

康本将輝、芳野正朝、北代高士、なつみ、佐藤裕、松村はるか
山根和馬、佐藤乃莉、松井茜

銀座署の署長 …… 山田明郷
前田修一 …… 鈴木一真 (瞳の父・殉職)
元気 …… 山崎光 (万引き少年)

佐伯新、夙川アトム、中嶋将平


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