ビター・ブラッド 〜最悪で最強の親子刑事〜
(2014年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 - 雫井脩介『ビター・ブラッド』
脚本 - 小山正太
プロデュース - 中野利幸
演出 - 金井紘、谷村政樹、長瀬国博
主題歌 - Mayday「Do You Ever Shine?」





第5話 ふたりで張り込み
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夏輝と島尾の前に彼らの祖父で父の富成が突然ナイフで腹部
を刺されて署にやってくる。初動捜査が大事だとして、病院
にも行かずに富成は事件の捜査に協力する。
刺したのは城ノ内利也(42歳)が刺してえり、3年前に現金輸送車
が襲われ2億円が盗まれた際に2名を射し殺した犯人であることを
知って職質を賭けたら突然笹理だとだと語る。
3年間も喪を隠して、しかもギンザに舞い戻ってきたのは何故
なのか。当時2置く事件が発生した際に協力者が彼の恋人の
関根綾子(26)歳が当時の共犯者だとされ、更に当時から利也
と接近していたことから彼女を捕まえれば二億円の有りかを
知らせる場所を紹介してくれるのではないかとして24時間
の張り込みを行うことを告げる。
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夏輝たちの前に腹部を刺された祖父の富成がやってくる。
彼は3年前に現金輸送車が襲われた事件で2億円を強奪した
容疑者の城ノ内利也を駅で見かけて声を掛けたところ刺された
というものだった。海外逃亡していたと噂されていたが、
この街に戻って来たからには何か意図が有ってのことだろう
として再び捜査が開始される。彼にはかつて付き合っていた
女性・関根綾子がいるとのことで、接触する可能性があると
考え彼女を24時間監視することになる。

もの凄くくだらないドラマでやっていることが幼稚過ぎる
と感じるのだけど、この枠はそういうスタンスでやってくるのだ
ろうか?
日テレで放送された「戦力外捜査官」も相当つまらなかったけど
視聴者的にはこういうドラマが望まれているのだろうか?

全部が全部シリアスな刑事ドラマにする必要もないので、こう
いうスタンスで描くので有ればそれはそれで良いとは思うのだけど、
コメディ要素ほどセンスは問われるもので、難しいものがある。

冒頭では犯人は相当凶悪犯だとされていたのに、いざ恋人の前
に現れた時にはまるで凶暴性も感じない。

盗聴器をつける時にもモタモタ。
折角盗聴器をつけたのに容易に装置を壊したり、まるで隠そうと
もしていないかのように盗聴器を使って交信するところ、
古雅が張り込み捜査をしているところを素人に話そうとしている
シーンにあたふたさせようとするシーンなど寒い演出のオンパレード
だった。

ただただ女性の方が裏切っていたとする流れを形成して、
目の前の犯人の男女関係と同時に夏輝の父親と母親の件の真実
を明かそうとする流れが有り、そういうところで整合性を
合わせようとする意図は伝わってくるので、途中のドラマを
もう少しセンスを磨いて欲しいところだ。


佐原夏輝 …… 佐藤健 (新米刑事、「ジュニア」)
島尾明村 …… 渡部篤郎 (ジェントル)
鍵山謙介 …… 高橋克実 (班長。夏輝と明村の上司)
前田瞳 …… 忽那汐里 (新人女性刑事)
稲木俊文 …… 吹越満 (「チェイサー」(尾行の達人))
古雅久志 …… 田中哲司 (刑事。「バチェラー」(結婚願望))
富樫薫 …… 皆川猿時 (刑事。「スカンク」(口臭が臭い))
鷹野浩次 …… KEIJI (刑事。刑事ドラマおたくの情報通)

佐原忍 …… 広瀬すず (夏輝の妹)
滑川 …… 古川雄輝 (捜査第二係)
竹田 …… 敦士 (捜査第二係)
貝塚剛久 …… 及川光博 (犯罪者)
山村万智 …… 草村礼子 (ひったくりの被害者)

佐原富成 …… 伊武雅刀 (夏輝の祖父・刺される)
城之内利也 …… 山中聡 (42才)
関根綾子 …… 野波麻帆 (28才、飲食店勤務)


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