ビター・ブラッド 〜最悪で最強の親子刑事〜
(2014年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 - 雫井脩介『ビター・ブラッド』
脚本 - 小山正太
プロデュース - 中野利幸
演出 - 金井紘、谷村政樹、長瀬国博
主題歌 - Mayday「Do You Ever Shine?」





第6話 悪意の行方
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鍵山は署内に不正の金を隠している部下の姿を見つけ、自首し
ろと薦めるがナイフで刺されて重傷を負う。

夏輝は突然男達によって強引に車に乗せられ向かった先は
銀座署だった。一体何事が起きたのか。木暮はみんなを集める
とまた鍵山班が厄介事を起こしたとしてやってくる。
署内の床には大量の血痕が有り規制線も貼られている中、
事情を聞くとなんと鍵山が何者かに刺されたというものだった。
刺した犯人はこの中にいるとして署内のオフィスから出るのを
一切禁止される。刑事課の署員が刺されたからと言って何故
自分たちが疑われるのか。鍵山を憎んでいる部下など居ない
とするが、部外者が中に入る事は出来ない事。更に鍵山は電話
で今から部下と会う約束があり大事な話があるとして外出した
という事を息子の功太は聞いていたのである。全員から昨夜
のアリバイを聞きそれが確認されるまでは誰も外には出さない
と言われる。
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署内で班長の鍵山が何者かによってナイフで刺される。
部下と遭うという約束をしていた事からも殺害未遂をしたのは
部下の誰かだろうとし、しかもそれなりに鍵山とは精通して
いた人物だろうとして、新人の夏輝と瞳にスパイをして誰か
容疑者がいないかどうかを探る様告げる。

夏輝の誕生日ネタがベースに有り、島尾の箱の中には息子への
誕生日プレゼントが入って居るのだろうなと思わせる案件だ
った。

仲良くゴッコの中に鬼が混ざっていると際にもっとも疑われる
べき人物は誰なのか。

内偵で見るべきものとして3つのことが重要だとされていた。
1)証拠隠滅
2)共犯者とのコンタクト
3)心理的動揺が出ているかどうか。

刑事たちが容易に仲間の刑事に対して銃をちらつかせることへの
ナンセンスさは、島村じゃないけど、思わずそう叫びたくなる
エピソード。
元々それ程期待していないけど、ドラマの中でも毎回5分程度は
このドラマの良さを発揮されるオアシスのようなシーンが
描かれる。

ネタ的には古雅が自分の嫌疑を否定した後、仲間を即効で
売るシーンとかお約束だけどクスリと笑えるところだった。
稲本はコンピュータを操ることから違法アクセスの改ざんは
出来るとは思うけど、まぁどう考えても犯人に見えない。

富樫は五月蠅いだけで不快感の限りを尽くしているのは口臭だけ
ではなさそうだ。

「うつむいて良いのは何かを失った時だけ」「もしもの時はそん時は
そん時だ」とする前向きな島尾の姿。

島尾が逮捕されるという状況自体が突拍子も無かったし、
全面的に自供しましたと犯人を突き出すものの、幾ら監視され
ていた状況とは言え、夏輝だけのスタンドプレイで逮捕しつつ、
出来れば最初に島尾が逮捕された後にみんなが協力して、
犯人を見つけ出すという行動で証明して欲しかった。身内の捜査
は現金かも知れないが、それでも家族を歌うドラマであれば、
夏輝だけが真相に近づいてはいけない気がする。


佐原夏輝 …… 佐藤健 (新米刑事、「ジュニア」)
島尾明村 …… 渡部篤郎 (ジェントル)
鍵山謙介 …… 高橋克実 (班長。夏輝と明村の上司)
前田瞳 …… 忽那汐里 (新人女性刑事)
稲木俊文 …… 吹越満 (「チェイサー」(尾行の達人))
古雅久志 …… 田中哲司 (刑事。「バチェラー」(結婚願望))
富樫薫 …… 皆川猿時 (刑事。「スカンク」(口臭が臭い))
鷹野浩次 …… KEIJI (刑事。刑事ドラマおたくの情報通)

佐原忍 …… 広瀬すず (夏輝の妹)
滑川 …… 古川雄輝 (捜査第二係)
竹田 …… 敦士 (捜査第二係)

木暮竜也 …… 西村雅彦 (警視庁警務部人事1課の)
江渕貴久 …… 相島一之 (刑事)

橋本淳、藤倉みのり、小田桐一


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