ビター・ブラッド 〜最悪で最強の親子刑事〜
(2014年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 - 雫井脩介『ビター・ブラッド』
脚本 - 小山正太
プロデュース - 中野利幸
演出 - 金井紘、谷村政樹、長瀬国博
主題歌 - Mayday「Do You Ever Shine?」





第10話 絶体絶命!!
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夏輝と瞳は研修の帰り道、バスに乗っていると突然バスジャック
に遭い人質になってしまう。犯人の大村国男は乗客全員が携帯
電話を回収する。

一方島尾には木暮から捜査一課への栄転の話がある人を聞かさ
れる。木暮が推薦したもので、検挙率、人望、後進の育成など
が評価されてのことだった。
島尾と木暮は学生時代からのライバル関係にあり、現在の木暮
の妻が最初に愛した人物が島尾であることで未だに辛く当たって
いた。
そんな中島尾は人影の少ない場所で撃たれる。撃ってきた相手
は貝塚だった。

その頃銀座警察署には跳び下りしようとしている女性・本田加
奈子の存在があるということで交渉する為に残っている署員
はかり出される。
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夏輝たちはバスジャックに遭い、島尾は死んだと思われていた
貝塚に撃たれて重傷を負う。その他大勢は、女性の自殺を助ける
為ビルの屋上に行き説得する。

なんといったら良いのか・・・完全にマンガの世界。
都合良く複数の事件を一つの犯罪者の元で動かされている流れが
有るけど、貝塚という犯人像がそこまで知的なスキルを持つ人物
にも思えないし、単独犯とは思えない所でドラマが回っている感じ。

前田の父の件がまだ解決していないので、それを強引に絡めて
描かれる最終話なのかなって感じだけど、手の込んだ犯罪の
割りに不都合のドラマの流れは全て爆弾・爆弾で処理してしまって
いる。

そもそもバスジャックした犯人が如何にも素人まるだしの
犯人像なのに、隙を突いて捉えようとしない流れには相当違和感
は有った。結果的にバスの運転手に爆弾が付けられているとか、
検問の警察官が何故か貝塚に精通しているとか、事情が有ったけど、
貝塚にどういう流れでそこまで人脈が結びついているのかも
謎。こうなると警視庁の内部で手を引いている人物でもいるのか
って感じだけど、その辺は前田の件と何か関係しているんですかね。


佐原夏輝 …… 佐藤健 (新米刑事、「ジュニア」)
島尾明村 …… 渡部篤郎 (ジェントル)
鍵山謙介 …… 高橋克実 (班長。夏輝と明村の上司)
前田瞳 …… 忽那汐里 (新人女性刑事)
稲木俊文 …… 吹越満 (「チェイサー」(尾行の達人))
古雅久志 …… 田中哲司 (刑事。「バチェラー」(結婚願望))
富樫薫 …… 皆川猿時 (刑事。「スカンク」(口臭が臭い))
鷹野浩次 …… KEIJI (刑事。刑事ドラマおたくの情報通)

佐原忍 …… 広瀬すず (夏輝の妹)
滑川 …… 古川雄輝 (捜査第二係)
竹田 …… 敦士 (捜査第二係)
貝塚剛久 …… 及川光博 (犯罪者)
山村万智 …… 草村礼子 (ひったくりの被害者)

大村 国男 …… 東根作寿英 (バスジャック犯)
本田 加奈子 …… 平岩紙 (自殺志願者)
木暮 竜也 …… 西村雅彦 (警視庁警務部人事第一課捜査官)

犬山ヴィーノ、大貫花子、鐘ヶ江佳太、森岡宏沼
落合孝裕



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