第2話
謝罪要求に激怒毒舌社長VS女弁護士
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トレスフィールズの銀座中央店の従業員二名、松川郁夫と野島 厚子が会社の待遇を巡り、弁護士の石田美穂を立てて会社側を
訴える行動を取る。長時間のサービス残業で土を超えており このままでは正常な精神状態を保つのが難しい為に、仕事の環境
改善と共に、残業代の支払いを求めるというもの。裁判沙汰では なく和解の道を模索したいとして、石田は本社にやってくる。
対応に出る三田村幸雄と冴島真理と明智志郎。二人は社長に 対して、余計なことは言わないように頼む。
弁護士の石田は勤務時間が詳細に示されたスケジュール帳を 持ってくると週80時間以上の超過勤務である事を告げる。しかし
何故タイムカードに打刻していないのかとして三田村たちは 反論すると、会社や社長の持つ"空気"の問題であり、一定以上
の残業は本人の能力不足が原因であり、それで金をもらうのは 恥ずかしいと思わせる空気があるのだという。これはブラック
企業の典型だと言われ、まるで社員が社長の道具としか思われて いないという。この会社の入社三年の離職率を見ればその傾向
は明らかだという。今後の再発防止策を要求と言われる。 それを言われると三田村はついに我慢出来なくなり、負け犬
に金を払う金は一円もないとバッサリ。ウチの会社がキツイ 業務であることは面接の時にも話してある事を告げ、人間の
成長にはある程度の負荷が必要だと語る。昔からの終身雇用制度 の幻想が労働市場の流動化を阻害していて、今の日本の経済の
発展を阻害していることを主張する。工業労働者のように決め られた生産体制の中で働くのであれば超過勤務に対して残業を
払うのは当然だが、我々のようにサービス業に於いては労働 時間と生産性は必ずしも比例しないものだと語る。長く働いた
からと言っても必ずしも儲かる訳ではないのだと語る。 しかし労働基準法では1日8時間・週40時間以上の労働には
残業代が必要であること。8時間を超えた労働時間の場合、 1時間の休憩を与えられる権利があるのだと言われる。
人としてのあり方を教えているのに、寧ろ会社が金をもらいたい くらいだとするが・・・三田村は突然我に返ると、そんなこと
を言ってはダメですよねと語り、ブラック企業の会社の主張 を思わずシミュレートしたのだと語る。
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