ブラック・プレジデント
(2014年4月期・フジ・火曜22時枠)

脚本:尾崎将也
プロデューサー:安藤和久、山下有為、木曽貴美、伊藤達哉
協力プロデューサー:東城祐司
演出:三宅喜重、白木啓一郎、小松隆志
主題歌:コブクロ「陽だまりの道」





第10話 結婚する君へ…社長、人生を悟る!?
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トレスフィールドでは安田と美咲が結婚することになり、三田
村に仲人を務めて欲しいと言われる。しかし社長は独り身なの
でそれをするのは無理ではないかというもの。三田村は結婚の
何が良いのかと問うと、合コンにもいけなくなるし、新入社員
に目を向けられなくなるのだと語る。
出版社の山岡は杏子に対してブラック企業の暴露本の件で
催促の電話をする。画期的な本になる可能性もあることを語る。
杏子は三田村に逢うと、本の件で手伝ってくれると三田村自身
が発言したことの真意を改めて問われる。自分はのんびりとは
していられないとし、実家の母に仕事で頑張っていることを
知らせないとお見合いをしろと五月蠅いのだという。
夏美と百合は鉄道オタクたちとの合コンをする中、帰りに
三田村と杏子が抱き合っている姿を目撃してしまう。
杏子は日頃の不満から随分と酒を飲んで酔っている姿が有り、
三田村が介抱する姿が有った。その姿が抱き合いキスしている
ように見えた為に、百合はショックを受ける。
杏子のことを背負って彼女の自宅マンションまで背負っていく
となんと家には杏子の母・彩子の姿が有った。
杏子の実家は新潟・長岡で開創600年になる寺の一人娘であり、
養子を取って寺を引き継いで欲しいのだということを聞く。
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三田村は結婚することに対して人生に於いて必要なことなのか
どうかを考える機会に恵まれる。
結婚は必要はないとしながらも、健康診断によって再検査を
行った結果、無事だと判明するも、医師からは年齢からして
もろい土台の上に立っているということを認識した上で、
悔いのないように時間を使うべきことを聞かされる。
三田村は杏子との関係で寺や仏教について調べていたが、
突然人生に必要なものが、仏教の教えの中にあると考えて、
天上天下唯我独尊を唱え始める。

ブラック企業云々のエピソードが殆ど影を潜めてしまった感じ
がしないでもない。毎回ブラックブラック言わなくても良いとは
思うし、無理矢理ブラックかどうかの基準を精査しようとする
流れを作る必要がないような感じがする。
日本のドラマはとかくそういう型にはめようとしているけど、
型にはめるネタがなくなると途端にドラマとしては尻すぼみ
になってしまったりするからね。

結婚に関して、妥協ではなく大切な事に気が付いたのかも知れない
とする主張を見れば、見る角度によっては、どの流れも一面性
だけを持って自己主張を押しつけるのは無理が有る。
しかし会社経営に於いては、欲望こそ成功の原動力だとしたり、
諸行無常の中で、周りに流されない信念を貫く必要があるという
事も事実だったりするんだろうね。

段々と会社自体のブラック性を問うよりも、三田村の人間性を
問う物語になってきて、マイナスのイメージから始まったとする
三田村のイメージが周りにどう伝わっているのかは興味深いもの
があるのかなと。


三田村幸雄 …… 沢村一樹 (城東大学、学生兼社長)
秋山杏子 …… 黒木メイサ (城東大学、経営学講師)
冴島真理 …… 国仲涼子 (幸雄の秘書、"トレスフィールズint.")
吉岡美紀 …… 壇蜜 (産業医)
増山圭介 …… 澤部佑 (城東大学・杏子の助手)
三田村正美 …… 青木さやか (幸雄の妹)
明智志郎 …… 永井大 (専務)
三田村絹代 …… 白川由美 (幸雄の母)

映画サークル「アルゴノーツ」
岡島百合 …… 門脇麦 (合宿企画係担当部員)
工藤亮介 …… 永瀬匡 (部長)
前田健太 …… 高田翔 (副部長)
松村夏美 …… 高月彩良 (部員、渉外担当部員)
横山 由香 …… 愛名ミラ (文学部在籍)
太田 信也 …… 菅裕輔 (広報担当部員)
竹下 佳織 …… 瑠衣夏 (瑠衣夏)

安田良太 …… 渡辺邦斗 (トレスフィールズインターナショナル)
遠山美咲 …… 高部あい (トレスフィールズインターナショナル)
戸塚 …… 河野直樹 (トレスフィールズインターナショナル)

せーや、ひろみ

秋山 彩子 …… 戸田恵子 (杏子の母。実家は新潟の寺)
早雲 …… 中川智明 (杏子の見合い相手・僧侶)
川島 …… 桜井聖 (新東京病院内科医)
看護師 …… 折井あゆみ (新東京病院)

山崎画大、岡安章介、土谷隼人、下池輝明、辻しのぶ、桝谷裕
山本直輝、重岡陽人



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