ディア・シスター (2014年10月期・フジTV・木曜22時枠) 脚本 - 中谷まゆみ 演出 - 田中亮 主題歌 - シェネル「Happiness」 プロデュース - 中野利幸 第4話 お前は俺が守る！ -------------------------------------------------------- 葉月は区役所中に彼女を中傷するビラが送信させられ、それが 美咲の仕業である事を知る。しかも彼女は葉月が昔から思い描 いていたデザイナーになる夢を叶えさせようとして彼女が書き ためて置いたドレスデザインをコンテストに応募。残念ながら 優勝は出来なかったが、物作りの楽しさを感じて、区役所に 退職届を出す。 美咲は着実に死ぬまでの目標を一つずつ達する中、次なる 目標は2400万円を溜めることだった。 美咲は勤めているキャバクラ"La Srire"を出て帰宅しようと するが、誰から尾行されている感じがして何度も振り返る。 一方朝から何時もの日課として葉月は和子と共にジョギング する。和子は葉月がいつみのように愚痴を言わず軽快な足取り を見せていることを不思議に思い尋ねると、高校時代の教師 だった宗一郎先生にデート(悩み相談)をしてもらったことを 語る。区役所を辞めて不安なことを吐露したら、彼も高校を 辞めた時には不安だったが塾講師として中学生を教えるウチに 自分にはこちらの方が性に合っていると感じた事を語る。 葉月は高校時代とても先生は人気があった事を告げ、さりげなく 教師と教え子の関係について恋愛対象になるかどうかを尋ねる と、所詮は男性と女性であり、恋に落ちる時は落ちるのだろう と語る。 葉月は和子に対して宗一郎と会話してやっぱり彼のことが 好きだったと実感したという。10年越しの恋。和子は今度 先生と会うとき私も読んでくれれば、彼とは可能性があるか どうかを鑑定すると語る。 一方葉月のアパートには母・七重が来る。 葉月が区役所を辞めたことに対して何故辞めたのかとして母 は激怒。今までどれだけ苦労して大学に通わせて公務員に させたことなのかとして、私の苦労を傍で見ていたでしょと 言われる。葉月は苦労させたことに感謝するが、公務員はなり たくてやったのではない事を語る。この機会にやりたいことを やりたいと思ったと語る。 そんな言い争いをしていると夜の仕事をしてまだ寝ていた 美咲が起きてくる。母は葉月に姉として妹に手本になる行動 を取るよう求めるが・・・ -------------------------------------------------------- 美咲は次々と自分の目標を設定し、それを目指して行動を取る。 その多くは姉の葉月を改造するのが目的で、まるで姉の人生を 滅茶苦茶にしているような行動のように思われた。 果たして美咲の中にはそうする行動の中にどういう意図がある のか。 美咲というキャラクターに対して、もの凄いストレスを感じる ドラマ。まるで我慢比べのような様相を呈してきた感じ。 これまでの彼女の生活態度に比べて、突然節約だのなんだのと 唱えはじめるところに違和感があるし、展開がどれも劇的な 改変を求めるものばかりで、唐突感しかない。 何よりもこのドラマの不自然なところは、美咲がキャバ嬢をして いる中、一体何時何分に通勤しているのか時間的感覚が皆無な こと。なかなか一般の人とは交わらない時間帯に活動していると 思われるのに、仕事の帰りに葉月や陽平とばったり遭遇したり、 永人がストーカーまがいのことをしているところなど違和感が 有る。ただまぁ陽平の店に通う三人のOLがキャバ嬢をしている くらいなので両立出来るものがあるのだろうけど、それにしては 偶然と言う名の必然的な遭遇シーンが多い。 突然豹変した気味の悪い医者との関係についても結局病院で 知り合ったものではなく、横浜のキャバクラで知り合っただけ というお粗末なものだった。 勝手に永人をゲイだと押しつけているけど、その根拠は一体何なの だろうか。ゲイではなくバイなのか。 ハチ「美咲の為ならば死ねる」・・・美咲「そんなこと二度と言ったら絶交する」。 美咲「ハチがゲイじゃなければ絶対に好きになっていた」・・・ あんたこそ無責任な発言だろうと小一時間。 葉月の天然ぶりも分からないでもないけど、しっかりしている 様で実は世間知らずというところは、イマイチ理解出来ない部分 がある。 「いつまで経っても姉は姉」という台詞は、時の流れを通して、 美咲の将来に対する病気との関連性が疑われることも有るので 意外と深いものがあるなと思ったけど、それ以外はどうも 受け入れがたいものが有るな。 深沢 美咲 …… 石原さとみ (27歳、次女、妊娠中) 深沢 葉月 …… 松下奈緒 (29歳、市役所勤務、マジメ長女) 櫻庭 永人 …… 岩田剛典 (27歳、美咲の親友、ゲイ?) 萩原 陽平 …… 平山浩行 (36歳、レストラン店主) 佐藤 和子 …… 森カンナ (30歳、葉月の親友) 平安 尚子 …… MEGUMI (32歳、葉月の職場の仲間) 吉村 達也 …… 平岡祐太 (30歳、葉月の職場) 真智子 …… 逢沢りな (キャバ嬢) 仁美 …… 佐藤綾衣 (OL) 優子 …… 谷川りさこ (OL) 統太 …… 武藤賢人 (OL) 峻介 …… 御厨響一 (レストラン) 櫻庭 宗一郎 …… 田辺誠一 (42歳、永人の兄) 上杉 香織 …… 堀内敬子 (40歳、レストラン) 深沢 七重 …… 片平なぎさ (55歳、姉妹の母) 直尚 …… 山中聡 (夫) 清水龍太郎 …… 前川泰之 (横浜中央大・医学部内科医) 渋川 …… 渡辺裕之 (夫) 菊池均也、おかやまはじめ、横塚真之介、真田幹也