ドクターX 〜外科医・大門未知子〜 Doctor-X (2014年10月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本：林誠人 音楽：沢田完 演出：田村直己、松田秀知 企画協力：古賀誠一 プロデューサー：峰島あゆみ、西河喜美子、霜田一寿、大垣一穂、菊地裕幸 主題歌：Superfly「愛をからだに吹き込んで」 http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/ 第3話 女の戦い大奥ｖｓハケンの女 -------------------------------------------------------- 大門は手術に於いて臨機応変に術式を変えて当初の予定通りの 手術をせずにいた。その手術を観察していた東の海老沢と 加地、西の談合坂と阿智。大門は野生の嗅覚を持っていると するがそのせいで随分と周りの看護師を振り回していること が問題だとしていた。大門は自分のペースで周りに配慮せず この手術が終わったらすぐにもう一つ手術を行うという。 そんな中、こき使われているオペ看護師たちに同情をする 医師たち。談合坂と加地は看護師の橋口礼がお気に入り、 海老名は岩崎祐子、阿智は広瀬真弓が好みだという。 そんな会話は手術をしている大門や看護師達も耳にしていた。 海老名はうっかりボタンを押していたからだった。 そんな事情を看護師長の白木は見ていた。 白木は天堂に対して日本の最先端医療の現場での医師たちの 行動に目に余るものがある事を指摘。倫理感を持つ必要が あること。プレゼントでごますり、ワイロを受け取る医師も 多い中、大門はもっとも問題だという。看護師のシフトも 考えずに看護師をしようしているというものだった。 倫理の乱れは秩序の乱れでもある。コンプライアンスを早急に 立ち上げ、徹底して欲しいと要求する。 そんな中国立高度医療センターには日本看護師連合会長を 勤める三原雅恵がやってくる。天堂の活躍を知っていずれ 一国一城の主になるとは予想していたという。また白木に 関しても良い面構えになった事を語る。そんな三原から医師 たちの引き締めの前に融通して欲しいことがあるのだという。 看護師達と行進する中、大門は三原とすれ違う。 惜しみなく肌を露出していることに対してだらしない格好だと するが私は医者だという。 カンファレンスが行われる。 患者は特患で三原会長の孫の三原奈々子。 子宮頸がんを患っていて、子宮肪組織に浸潤している患者 だという。加藤や白木もくれぐれも粗相がないよう告げる。 大門はそれを見て骨盤内臓を全摘する必要が有る事を語る。 しかし足柄は広汎子宮全摘出で問題箇所だけを除去し 後は抗がん剤、放射線治療をおこなうべきだと主張する。他 の臓器は温存すべきだと。大門はそれだと再発の可能性が 有る事を指摘するが、患者は全摘は望んでいないとして 天堂は足柄に執刀を求める。 -------------------------------------------------------- 国立高度医療センターの医師たちは日本最先端の医療施設を 持ちながらも、医師たちの意識が未だに患者本位でもなければ 看護師に対する敬意もなく、セクハラ、パワハラ、賄賂など が横行していることに懸念を示す。 そんな状況の中、日本看護師連合会長を勤める三原雅恵 の孫娘の奈々子が特患としてやってくる。彼女は重度の子宮頸 がんを患っていて、大門の見立てでは骨盤内全内臓の摘出が 適当だとするが、患者の意向では膀胱や排便機能などを残した 手術を求め、人間の尊厳を守って欲しいと言われる。足柄は 自分には出来ると語るが・・・ 他人のことには厳しくても身内には甘いという体質。 日本看護師連合会長だなんて大きな肩書きを持っていても 結局は自分の身内は特患扱いを求める。 大門のスタンドプレイが目立ち、一見すると患者のことは まるで気にせず自分本位での術式で行おうとしているが、 実際に患者の要求を全て満たすことが出来るのは大門だけだという ワンパターンな展開だった。 口や態度が悪いので誤解されやすいが、技術力を誇示しつつも 決して患者を無視している訳ではということで、心地 良い結論へと導いた。 岩下志麻さんが出てくる大物感は、シーズン2で大門が手術した 三田佳子さん演じる馬淵一代の登場と似たようなところが有った。 これまで男性医師たちが御意御意言っていたけど、このシーズン は看護師団たちの御意御意言う姿が面白く描かれた。 ただ看護師長を上回る女性医療スタッフが今後出てくることは 無さそうなので、彼女が御意と語ることもなさそうなのが 残念なところ。 医師だけが大手を奮っていると思われる病院だが、実際には 内助の功の如く看護師のサポートがあってのこと。 秘め事も含めて病院に対する看護師の役割がかなり比重高いもの だとして描かれているので、ここでもかかあ天下状態になって いくのかな。 それにしても患者が森田彩華さんとは一見すると分からないな。 大門未知子 …… 米倉涼子 (38歳、フリーランス外科医) 城之内博美 …… 内田有紀 (35歳、フリーランス麻酔科医) 海老名敬 …… 遠藤憲一 (51歳、国立高度医療センター戦略統合外科・外科部長) 加地秀樹 …… 勝村政信 (50歳、腹腔鏡の魔術師) 神原晶 …… 岸部一徳 (66歳、名医紹介所・所長) 蛭間重勝 …… 西田敏行 (63歳、西京大学病院院長) 加藤 峰司 …… 渡辺いっけい (51歳、国立高度医療センター事務局長) 足柄 信太郎 …… 高橋和也 (39歳、外科医長、東帝大) 阿智 祥三 …… 木下隆行 (42歳)、外科医長、西京大) 関ヶ原 朋子 …… 内藤理沙 (26歳、外科部長秘書) 井川 真澄 …… 庄野崎謙 (29歳、天堂の秘書) 橋口 礼 …… 松島花 (25歳、看護師) 談合坂 昇 …… 伊武雅刀 (58歳、外科部長、西京大) 白木 淳子 …… 高畑淳子 (55歳、看護師長) 天堂 義人 …… 北大路欣也 (68歳、国立高度医療センター総長) 三原雅恵 …… 岩下志麻 (日本看護師連合会会長) 三原奈々子 …… 森田彩華 高橋正臣、金子裕、熊谷修平、重村佳伸、錦織大輔、嶺本晃一 夏秋佳代子、棚橋唯、牧佳子 大槻修治、山中敦史、橘進之助、八代真吾、筒井奏 インゲムラタ、ジルボーフィス、サラムジャーニュ、ロミオトーマス 秋枝直樹、西村誠治、澤田一輝、金井俊太郎、小出治祐 太崎麻由奈、力久秀美、野沢史果 隈部洋平 横地尚子、李千鶴、石津康彦、西洋亮