ドクターX 〜外科医・大門未知子〜
Doctor-X
(2014年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本:林誠人
音楽:沢田完
演出:田村直己、松田秀知
企画協力:古賀誠一
プロデューサー:峰島あゆみ、西河喜美子、霜田一寿、大垣一穂、菊地裕幸
主題歌:Superfly「愛をからだに吹き込んで」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/





第4話 密室オペカメラの前でも失敗しないので
--------------------------------------------------------
晶はこの日陽気でハイテンションだった。
大門の元にくると明日は人生の最高の日だとして、アルベルト
サバロッティというオペラ歌手の来日コンサートがあるのだ
という。

一方テレビでは「日本医療の未来について」の討論会であり
その場に国立高度医療センター総長の天堂がゲストで呼ばれる。
自分たちは現在厚労省の管轄にいること。しかし最新医療を
輸出産業の一つとするのであれば今のように各省庁が握る
権限を一極に集中すべき事を語る。新たな組織作りが急務で
有り、日本医療産業機構として一つに求めるべき事を語る。
しかしそれに反論したのはジャーナリストとして活躍している
四方宏だった。そもそも国立高度医療センターは本来の役割
を果たしているのかと問われ、二つの医局が東西で争っている
こと。フラーランスを雇って高額の医療を提供したり、早くも
二人の医者の首を切ったと聞いていると語る。イエスマンば
かりを集めていているのではないかという。国民に国立高度
医療センターが優秀である事を示すべきではないかと言われ
た後、突然四方は渡しは現在甲状腺の未分化ガンである事を
告げ、何処の診断でも一年の生存率は20%だと言われている事。
根治治療は不可能だという。日本一の技術を誇るとされる
この病院で手術することは出来るのかと言われ、新しい権力
組織作りよりも手術が出来るかどうかだと語る。

大門達は医局でテレビを見ている中大門は私がが切りたいと
語る。

カンファレンスで四方のことが取り上げられる。
57歳・男性、ステージ4Bの甲状腺がん。加藤は国民の誰もが
知るジャーナリストであること。海老沢も談合坂も自分たち
が執刀するのを遠慮する中、天堂は不毛な争いであることを
指摘されその為今回は中立にたつ医師に執刀を任せるという。
なんとそこで紹介されたの原守だった。第三分院時代に加地
は同僚だった事を告げ、これまでウラジオストクの日露最先端
医療センターにいた事を告げ、甲状腺がんのスペシャリストと
して名を馳せていた事を知る。患者の心に寄り添った医療を
目指しているという原は是非私の手技を模倣すべきだとして
上から目線でみんなに語るのだった。
--------------------------------------------------------

天堂が行おうとしている日本の医療環境に対して、フリーランス
の男性は非難する中、その記者自身が甲状腺がんで余命幾ばくも
ない事を知る。
執刀するのはなんとかつて第三分院で働いていた原がロシアを
経由して国立高度医療センターに招聘される。
一方大門は晶から、オペラ歌手の手術を頼まれる。
同じく甲状腺がんだが、どちらも声帯を回復させることを手術
の中で求めて行く。

原医師が、最後に犯罪者の野々村元議員のネタを使って、
わめき散らすという辺りが笑えた。

今まで良い様に晶に金を搾取されるという国立高度医療センターの
流れが有ったけど、それを相殺されるべくして今回は逆に請求
されるということで、これまでのワンパターンな流れを面白く踏襲
しつつ、アレンジした形で面白かった。

医師としての技術力に疑問を抱くものに、一度は声を失わせて、
高慢な態度をへし折ってから、再度救世主のような手術をする
ことで一気に心理的にも味方に付けていくという方法論は面白かった
と思う。
「人の欲望には際限がない」とするジャーナリスト自身の言葉を
引用してそれを仕返す格好だけど、医師ならばそんな駆け引きを
せず堂々と治療して欲しいところだね。

しかしまぁ手術シーンは相変わらずワンパターンなので
メモするところもなかった。結局大門が最後に出てきて難しい
手術を成功させることで、個の力を見せつけるところだった。



大門未知子 …… 米倉涼子 (38歳、フリーランス外科医)
城之内博美 …… 内田有紀 (35歳、フリーランス麻酔科医)
海老名敬 …… 遠藤憲一 (51歳、国立高度医療センター戦略統合外科・外科部長)
加地秀樹 …… 勝村政信 (50歳、腹腔鏡の魔術師)
神原晶 …… 岸部一徳 (66歳、名医紹介所・所長)
蛭間重勝 …… 西田敏行 (63歳、西京大学病院院長)

加藤 峰司 …… 渡辺いっけい (51歳、国立高度医療センター事務局長)
足柄 信太郎 …… 高橋和也 (39歳、外科医長、東帝大)
阿智 祥三 …… 木下隆行 (42歳)、外科医長、西京大)
関ヶ原 朋子 …… 内藤理沙 (26歳、外科部長秘書)
井川 真澄 …… 庄野崎謙 (29歳、天堂の秘書)
橋口 礼 …… 松島花 (25歳、看護師)
談合坂 昇 …… 伊武雅刀 (58歳、外科部長、西京大)
白木 淳子 …… 高畑淳子 (55歳、看護師長)
天堂 義人 …… 北大路欣也 (68歳、国立高度医療センター総長)


高橋正臣、金子裕、熊谷修平、重村佳伸、錦織大輔、嶺本晃一
夏秋佳代子、棚橋唯、牧佳子

秋枝直樹、西村誠治、澤田一輝、金井俊太郎、小出治祐
太崎麻由奈、力久秀美、野沢史果

隈部洋平、越村友一

四方宏 …… 松尾貴史 (ジャーナリスト)
原守 …… 鈴木浩介 (医者)



inserted by FC2 system